多くの人口を抱えるインド市場でのスマートフォンの売り上げは、中国メーカーが人気となっており、2020年に出荷されたスマートフォンの77%が中国メーカーのものだったそうです。一方、世界中で人気のあるAppleはトップ5にも入れませんでした。
2020年のインド市場は約1億4,500万台のスマートフォンを出荷
分析会社であるCanalysのデータによると、インドの2020年におけるスマートフォン出荷台数は約1億4,500万台であったそうです。
これは、2019年の約1億4,800万台に比べて約2%の減少であり、史上2番目の落ち込みとのことです。
年間の推移をみると、新型コロナウイルスの影響を受けて第2四半期(4月~6月)に大きく出荷台数が落ち込んだものの、第3四半期(7月~9月)および第4四半期(10月~12月)に大きく回復しています。
一方、2021年は5G通信の開通が間近に迫っており、業界全体の回復が早まると予想しているとのことです。
全出荷台数の77%を中国メーカーが占める
メーカー別では、スマートフォンの全出荷台数の77%を中国メーカーが占めるという結果になりました。
この割合は2019年の72%よりもさらに増えており、中国とインドの間の政治的な逆風はスマートフォン市場には影響を与えていないようです。
首位はXiaomiで28%のシェア、続いてSamsung、Vivo、Realme、Oppoとなっています。Appleはトップ5にも入れず、シェア8%の「Others」のなかに含まれています。
調査企業CounterpointとCyberMediaの統計では、インドにおけるAppleの2021年度第1四半期(2020年10月〜12月:Apple独自の会計年度)の収益は大幅に伸びたとされています。
また、2020年の世界中でのスマートフォン出荷台数ではAppleは2位となっています。
Source:Canalys via Gizchina
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-346211/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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