リビングの主役になる最新4K有機ELテレビ6選【趣味空間を作る傑作モノ】

【特集】趣味空間を作る傑作モノ

自宅で過ごす時間が増え、ドラマや映画をたっぷり鑑賞してるという人も多いはず。そこで欠かせない大型テレビは、4K有機ELテレビの新モデルが続々と登場。サイズ展開も豊富になり、買い替えの好機を迎えている。

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ここ数年で着実にラインナップが増えてきた4K有機ELテレビ。少し前までは高嶺の花のようにも思えたが、手頃なモデルが増え、サイズのバリエーションも充実したことで、導入しやすい状況になってきた。オーディオ・ビジュアルライターの折原一也さんは、今は「液晶テレビからの買い替えにいいタイミング」と見ている。

「昨年、手頃な48インチモデルが登場したことで、最近は55インチ以上のモデルも少し値下がり傾向にあります。今年は地デジ移行からちょうど10年。当時購入した液晶テレビは、画質はもちろん機能面でも古さを感じるようになってきたでしょうから、買い替えの好機と言えるでしょう」

最新モデルはVODサービスへの対応はもはや標準機能。外出を控えつつ、多彩なコンテンツを鑑賞するには打ってつけのアイテムと言える。

「大半のモデルはNetflixやAmazonPrimeビデオをはじめ13種ほどのVODサービスに対応しています。特にOSにAndroidTVを採用するテレビは、対応サービスが豊富。ネット動画用の高画質技術を搭載するモデルも多く、納得の画質で視聴できますね」

液晶テレビより薄型で設置しやすいこともあり、今使っているテレビよりワンサイズ大きくするのもお勧めだ。迫力ある映像、美しい色合い、充実したコンテンツで、リビングの主役になってくれるだろう。

 

折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジ ュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などで、トレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める

 

■画質も音質も納得の大画面モデル

1. 多彩なネット動画や4K放送を鮮やかな映像と迫力の音楽で楽しむ

ソニー
「ブラビア KJ-65A8H」(通販実勢価格:40万円前後)

OSにAndroid TVを採用し、ネット関連の多彩なサービスに対応。アプリをはじめ操作の快適さもアップしています(折原さん)

最上位グレードの映像エンジンを搭載し、被写体ごとに最適な高精細化処理を施す技術や動画ぼやけ低減技術を採用。最新のAndroid TV OSにより多彩な映像/音楽配信サービスやゲーム、音声検索にも対応する。65V型

▲画面を振動させて音を出力する、2.2chの“アコースティックサーフェイスオーディオ”を搭載。映像と一体感のある音を出力する

▲HuluやNetflixをはじめ、対応するVODサービスが豊富。主要な6サービスはリモコンにダイレクトボタンを配置する

 

2. 自社組み立てディスプレイによる高画質がさらに進化

パナソニック
「ビエラ TH-55HZ2000」(通販実勢価格:35万円前後)

有機ELの最上位機種で、画質はもちろんサウンド面も秀逸。映画やドラマなどを立体的な音響で楽しめます(折原さん)

自社組立の有機ELディスプレイを使った最新フラッグシップ。新たに室内の明るさに合わせて画質を自動で最適化する新規格Dolby Vision IQに対応。音に包まれるような立体音響を再現する140Wのスピーカーシステムも搭載する。55V型

▲自社組み立てのディスプレイにより、有機ELの発光性能を引き出し、高コントラスト映像を高い次元で再現。緻密な階調描写にも優れる

 

3. 地デジからネット動画、ゲームまでより美しく快適に

東芝
「レグザ 55X9400」(通販実勢価格:27万円前後)

“クラウドAI高画質テクノロジー”で地デジがキレイな上、ネット動画用の超解像技術も搭載。全録機能も便利です(折原さん)

専用開発の4K有機ELパネルを採用し、クラウド技術を使って放送番組を高画質化する機能や、残像感低減モードで、画質を追求。室内の明るさや色温度に合わせて画質を自動調整する機能も搭載する。4種のHDR規格にも対応。55V型

▲独自のネットサービス「みるコレ」は、AIが抽出したお勧め番組をピックアップ。地デジからネット動画まで横断的にアクセスできる

 

■最高画質を身近にする48インチモデル

4. 色彩豊かな映像と一体になったサウンドでサイズ以上の迫力を体感

ソニー
「ブラビア KJ-48A9S」(通販実勢価格:24万円前後)

大型モデルと同等の高画質に加え、Android TV採用により映像配信やゲームなど多彩なコンテンツに対応する点でも価値のある1台です(折原さん)

“クリエイターの制作意図を忠実に再現する”ことを狙い、大型サイズモデルと同様に高性能な4K高画質プロセッサーを内蔵。Android TV OSを搭載し、各種映像配信サービスやゲームアプリ、音声検索などに対応する。

▲最上位の高画質プロセッサー 「X1 Ultimate」を搭載。被写体ごとの高精細化処理やHDR技術で映像を鮮やかに映し出す

 

5. 8Kで培った映像技術を48インチモデルにも応用

シャープ
「アクオス 4T-C48CQ1」(通販実勢価格:19万円前後)

4K有機ELの48インチでは最新の機種。Android TV OSならではの多彩なコンテンツや独自機能も充実しています(折原さん)

8Kテレビで培った技術を新開発の4K画像処理エンジンに応用。メリハリのある明暗描写や10億色以上で描き分ける色表現力で、映像美を追求している。Android TV OSを搭載し、AIによる番組レコメンド機能なども利用できる。

▲有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出す独自制御技術により、漆黒から煌めきまで緻密にコントラストを表現。自然な立体感を生み出す

 

6. 美しい映像だけでなく快適な操作性で満足感アップ

LG
「OLED48CXPJA」(通販実勢価格:18万円前後)

48インチモデルの中でも手頃な価格が魅力。独自のスマートTV機能が便利でApple TV+にも対応しています(折原さん)

AI対応映像エンジンを搭載し、あらゆる映像を高精細な4K画質に変換。Android TV OSを搭載し、ハンズフリーの音声認識にも対応。テレビに話しかけるだけでオン・オフ、音量調節などの操作ができる。地上波の音声もバーチャル5.1chに変換するなどサウンド面も充実。

▲48インチモデルの中でも特に狭額縁&スリムな設計。スタンドを含めても重さは15.9kgと軽量だ

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<取材・文/高橋智>

 

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