HyundaiとKia、Appleとの提携否定により株価が暴落

apple hyundai
 
韓国メディアの朝鮮日報は2月9日、HyundaiKiaがApple Carに関する提携を否定したことを受け、両社の株価が暴落したと報じました。

報道が二転三転

Hyundaiの株価は2021年1月上旬、「Apple Car」の製造についてAppleと協議中だと報じられた直後に高騰していました。
 
しかし、その後すぐにHyundaiは声明文からAppleの名前を削除しており、Appleとの秘密保持契約に抵触したのではないかと推察されています。
 
また、Hyundai傘下のKiaについても、Apple Carの製造に携わるのではないかとの観測が広がり、1月中旬に株価が高騰しています。
 
さらに2月3日にはAppleがKiaとApple Car生産のための協議を行っていると報じられ、株価は高い水準を維持していました。
 
しかし、海外大手メディアBloombergは2月7日、HyundaiとKiaが現地規制当局への提出書類において、Appleとの提携決定に関する噂を改めて否定したと報じています。

株価が暴落

朝鮮日報によると、「HyundaiKiaAppleとの協議を進めていない」との報道を受け、2月8日の韓国株式市場では両社の株価が暴落しています。
 
Hyundaiの株価は前日比6.2%、Kiaの株価は前日比15%下落しており、朝鮮日報は「1日で時価総額13兆ウォン(約1.2兆円)が消失した」と報じています。
 
Hyundaiの株価は1月7日の20万6,000ウォンから、1月11日には26万7,500ウォンまで高騰しており、その後乱高下を繰り返していました。
 
また、Kiaの株価は1月18日の7万1,500ウォンから上昇を続け、2月5日には10万1,500ウォンに達していました。
 
2月8日の株価下落により、Hyundaiは過去1カ月に上昇した価値の25%を、Kiaは51%を失ったと言われており、Apple Carに関する噂に振り回された個人投資家の損失も大きかった模様です。
 
一方で、日産の最高経営責任者がAppleとの連携を否定せず可能性を示唆したと言われており、今後は日産の株価が乱高下するリスクに注意する必要があるかもしれません。
 
 
Source:朝鮮日報
(seng)


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