知恵を絞ってクリアを目指せ!おひとり様ボードゲーム5選【趣味空間を作る傑作モノ】

【特集】趣味空間を作る傑作モノ

巣ごもり需要により、ボードゲームに注目が集まっている昨今。中でも最近は、一人用のボードゲームが売れているという。その魅力とおすすめ商品を、東急ハンズに聞いてきた。

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ボードゲームといえば、二人や多人数でワイワイ楽しむパーティーゲームを思い浮かべる人が多いだろう。しかし最近は、デッキ構築型カードゲームや思考型パズルゲームなど、一人用のボードゲームにも注目が集まっている。そんな “おひとり様” ボードゲームの魅力について、東急ハンズの藤田浩輔さんは次のように話す。

「協力するプレイヤーも対戦相手もいないので、誰にも気を遣わず自分のペースで遊べることが大きな魅力だと思います」

また、パーティーゲームは勝利条件やゴールが曖昧なものが多い中、逆に一人用のボードゲームはそこがしっかりしているものが多く、クリアした時の達成感が大きいと続ける。

「明確なゴールに向かって頭を使い、自分なりの攻略法を見つけ出すなど、大人も夢中になれる“遊びごたえ”があります」

年々人気が高まっているボードゲーム。その中でも、いつでも好きな時間に楽しめる一人用こそ、おうち時間に最適なのだ。

 

東急ハンズ新宿店7Fバラエティコーナー担当・藤田浩輔さん
昨年ボードゲーム売り場を大幅に拡張した、新宿店のバラエティコーナーを担当している

1. カードの指示に従ってひつじを1000匹に増やす!それだけなのに奥が深い

冒険企画局
「シェフィ」(実勢価格:1760円前後)

時にひつじを減らさないといけないなど、ルールを覚えていくうちにハマりますよ!(藤田さん)

スマホアプリやNintendo Switchのソフトにもなっている大人気ひとり用カードゲーム。手札のイベントカードを上手く使い、山札が3回なくなる前に、1匹のひつじを1000匹まで増やせばクリアとなる。所要時間は約15分

▲ひつじカード、イベントカードをセット。中央のスペースに引いたひつじカードを置き、数を増やしていく

▲イベントカードには「ひつじを増やす/失う」などの指示が書かれている。クリアするためには戦略が重要!

▲1000ひつじカードを引くことがクリア条件。目標数の変更やスコアアタックなど、自分ルールでも楽しめる

 

2. 煩悩を捨てて徳を積み山札のカードをゼロにする!

冒険企画局
「さかな、さざなみ、さようなら」(実勢価格:1760円前後)

最初は難解ですが、戦略性のあるルールを覚えると謎の中毒性があります。イラストも◎(藤田さん)

世の中のさまざまな欲をテーマにしたデッキ解放ゲーム。色欲・財欲などの煩悩を捨て去り、最終的に「無(カードをゼロにすること)」を目指す。30枚のカードをすべて解放するにはかなり頭を使う。所要時間は約15分

▲数字の「徳カード」や「アクションカード」などを駆使し、欲が書かれた「煩悩カード」を解放していく

 

3. ゴリラをモチーフにしたソリティアならぬゴリティア

冒険企画局
「ゴリティア」(実勢価格:3035円前後)

バナナをバランス良く食べさせるのが意外と難しく、単純そうに見えてゲーム性が高い!(藤田さん)

その名の通り、ゴリラのソリティア。ゴリラをピラミッド状に並べていき、ゴリラを増やしていくことが目的。ゴリラは多彩なアクションで描かれており、このアクションを使ってステージクリアを目指す。所要時間は約20分

▲ゴリラとバナナの2種類のカードがあり、バナナをバランス良く与えてゴリラを繁殖させる

 

4. 子供から大人まで楽しめる!論理的思考でマイカーを救出

シンクファン
「ラッシュアワー」(実勢価格:4070円前後)

論理的思考が試されるゲームです。拡張版を使用すると、問題も増えて遊びごたえ抜群!(藤田さん)

問題カードの通りに車を配置し、そこから赤いマイカーを脱出させるという世
界的に人気のパズルゲーム。他の車をどのように移動すれば脱出できるのか、ルールは単純だが論理的思考が問われる。問題は全40問

 

5. タワーを組み合わせてボールの通り道を繋ぐ立体迷路

シンクファン
「グラビティ・メイズ」(実勢価格:5544円前後)

タワーは高さ以外にも、玉が入る向きや道もさまざま。空間認識能力が鍛えられますよ(藤田さん)

ボールがタワーを通ってゴールまで辿り着くように、迷路を完成させる立体ゲ
ーム。カード(問題)で決められたスタートとゴールを、高さや回路の異なるタワーで連結して繋いでいく。ルールは明快。問題は全60問

※2021年2月5日発売「GoodsPress」3月号掲載記事をもとに構成しています

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<取材・文/津田昌宏 写真/野町修平(APT)>

 

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