Shopifyのお店とお客がSMSで対話できるサービスPostscriptが35億円を調達

Shopifyのお店は、Postscriptを利用して、顧客との接触をSMSで維持できる。顧客の関心分野に集中し、法に触れず、スパムに邪魔されないコミュニケーションが可能だ。同社は2019年に450万ドルを調達したが、今朝(米国時間3/3)はシリーズBの3500万ドルを発表した。

昨年の同社は好調に伸びて、2019年の12月時点の社員数14名、顧客数530から、それぞれ61名3500社強に成長した。

プロダクトのビジョンも昨年はやや大きくなった。最初はShopifyのストアが既存の顧客に「新しい靴が入ったわよ!」などと一方通行的にブロードキャストするだけだったが、今では双方向の対話ができるようになり、再注文や追加注文、サブスクの管理、SMSからのレビューなどが可能だ。

これまでと同じく、PostscriptはShopifyのストアしか利用できないが、APIを使ってShopifyの他のプラグインとのより深い統合を構築できる。でも、それもまだShopifyのお店限定だ。

Postscriptの共同創業者であるAlex Beller氏は、こう語る: 「今だにShopify限定なのは、そこに秘密のソースがあるからだ。私たちは、データとエコシステムを重視している。そこには、小さなアドバンテージの累積という利点がある。また、eコマースの世界で最速成長しているプラットホームでもあるから、ここにいた方が良い」。

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同社の2019年の資金調達はシードラウンドだったが、共同創業者のAdam Turner氏によると、ラウンドのサイズと最近の同社の売上から見て、ラウンドAをスキップし、今回をいきなりシリーズBにした。

このラウンドをリードしたのはGreylockで、YCと1984vc、Ali Capital、Elephant VC、そしてLarry Fitzgerald氏が参加した。投資の一環としてGreylockのパートナーであるSarah Guo氏とMike Duboe氏がPostscriptの取締役会に入る。

(文:Greg Kumparak、翻訳:Hiroshi Iwatani)

画像クレジット: Postscript

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa


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