2021年2月の中国スマートフォン市場は、季節性よりも悪い落ち込みを見せたとのことです。特に、中国における海外ブランドの落ち込みが大きく、1月に比べて66%出荷台数が減少しました。
66%の減少を見せた海外ブランドのスマートフォン出荷台数
JP Morganのアナリストであるサミック・チャタジー氏は、中国情報通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology, CAICT)が発表した、2021年2月のスマートフォン出荷台数に関する新しい情報を紹介しました。
それによると、中国スマートフォン市場において、海外ブランドと国内ブランドの両方の出荷台数が2月に急減したとのことです。AppleのiPhoneを中心とする海外ブランドは前月比で66%減少し、国内ブランドは42%減少しました。
海外ブランドは1月の640万台から2月の220万台に出荷台数が低下しています。
中国スマートフォン市場の2月の平均減少率は40%ですが、海外ブランドの落ち込みは季節的な落ち込みを大きく上回る値です。
5G通信対応端末の割合が高い中国市場
中国スマートフォン市場における5G通信対応端末の出荷台数は1,510万台で、1月の2,730万台、前年12月の1,820万台から減少しました。
チャタジー氏は、iPhone12 miniに対する需要の低迷とiPhone12 Proの出荷数の減少が、需要環境の弱さを示唆していると述べています。
一方、2月の5G通信対応端末の出荷台数の割合はスマートフォン全体の69%を占めており、1月と前年12月の68%を上回っています。
IDCによると、2021年における5G通信対応スマートフォンの割合は世界的には40%超程度としており、中国における5G通信対応端末の普及率の高さをうかがわせます。
Source:AppleInsider
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-353492/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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