SK HynixによるIntelのNAND部門買収が米国で承認

Intel NAND SK Hynix
 
SK HynixによるIntelのNAND部門買収が、対米外国投資委員会(CFIUS:Committee on Foreign Investment in the United States)により承認されたようです。

年内に、米国以外での承認を目指す

SK HynixによるIntelのNAND部門買収が、2021年3月12日に対米外国投資委員会(CFIUS:Committee on Foreign Investment in the United States)により承認されたと韓国メディアThe Elecが報じました。
 
この買収は連邦取引委員会(FTC:Federal Trade Commission)より2020年に承認されていました。
 
SK Hynixは、2021年内に他国での承認を目指すようです。

買収後のシェアは業界2位になる?

SK HynixはIntelに70億ドル(約7,560億円)の支払いを行い、NANDとSSD事業に関する知的財産権(IP)と人材を取得、その後、2025年3月までに20億ドル(約2,160億円)を支払い、中国・大連にあるIntelのNANDフラッシュ製造工場を取得する見込みです。
 
市場調査会社TrendForceの調査では、2020年第4四半期(10月〜12月)のNANDフラッシュ市場シェアは、Samsung Electricsが32.9%で首位、2位がキオクシアで19.5%、Western Digitalが14.4%で3位、SK Hynixは11.6%で4位、Micronが11.2%で5位、Intelは8.6%のシェアで6位でした。
 
シェアの変動がなければ、IntelのNAND部門買収後のSK Hynixのシェアは、キオクシアを上回る見通しです。
 
 
Source:The Elec
Photo:PC Gamer
(FT729)


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