中東・西アジアに位置する絶対君主制国家オマーン国で、人気の招待制音声SNSアプリ「Clubhouse」が利用不可となった、とReutersが報じています。当局はあくまで“許可の問題”としていますが、検閲の一環の可能性も指摘されています。
オマーンは中国を手本としている?
オマーンでのClubhouseのブロックに関して、同国の電気通信規制機関は「適切な承認を得ていなかった」とコメントしています。
「そのようなコミュニケーションアプリは当局からの許可を取らなければならない」
しかしながら、オマーンの人権保護団体は検閲の可能性があると声明の中で述べています。
オマーン政府は中国の権威主義政府を手本としており、オマーンの人々が政府の検閲なしで自由に意見交換ができたClubhouseを禁止にした。
なお先月、中国でもClubhouseへのアクセスがブロックされたばかりです。
中東諸国で人気のClubhouse
2020年の始めにローンチされたClubhouseは、Teslaの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏と、Robinhoodのブラッド・テネブCEOが、サプライズでプラットフォーム上で議論を始めたのをきっかけに火がついたとされています。
アプリはメディア規制が強い中東諸国で人気で、人々がざっくばらんに話し合える貴重な場所となっています。
「オマーンでのClubhouseアプリは技術的な問題で、公式な禁止でないことを願う」と、オマーンの文筆家ザカリア・アル-ムハルミ氏はソーシャルメディアでコメントしています。
Source:Reuters
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-353982/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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