宇宙体験コンテンツを制作する株式会社amulapo(アミュラポ)は、「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」と「ARを用いた月面宇宙飛行士体験」という2つのバーチャル宇宙飛行士体験コンテンツを開発。これまで数回の実証実験を繰りかえし、どちらも「体験型宇宙エンターテインメント」としてのサービス化まであと1歩というところでまできているという。
この2つのコンテンツを多くの人に体験してもらう体験型宇宙エンタメとして完成させるために必要なアップデートやPR活動を推進すべく、このたびCAMPFIREにてプロジェクトを開始した。
バーチャルISSで選抜試験
「バーチャル宇宙飛行士選抜試験」は、茨城県つくば市で体験できるコンテンツ(推奨年齢8歳~12歳)。国際宇宙ステーション(ISS)をバーチャル上に構築し、宇宙飛行士になるための選抜試験に挑戦できるというものだ。
選抜試験には、宇宙遊泳と状況認識力を測るミッションなどがある「船外活動」や、ARも駆使して無重力下で起こる現象の観察と理解力を測るミッションがある「船内実験」、会話を通して進むストーリーと課題解決力を測るミッションを体験する「宇宙食」などのより実践に近く、なおかつ楽しい内容の科目が用意されている。
鳥取砂丘が月面に!?
「ARを用いた月面宇宙飛行士体験」は、鳥取砂丘で体験できるコンテンツ(対象年齢満18歳以上)。夜の鳥取砂丘を月面に見立て、パートナーとペアで月面探査ミッションに挑む。
ミッションは、月面活動に必要なエネルギーをさがしたり、月面都市の建築に必要な資材を作ったり、月面都市の開発エリアを視察したりと、エンターテイメント性に富んだものとなっている。参加者はARグラス「NrealLight」を装着し、自分の作業と連動した月面コンテンツを見ることができるようだ。
なお、同コンテンツは、2021年1月に先行募集で集まった約40名の体験者を対象に実証実験を行っている。
選べる3タイプのリターン
リターンは、「宇宙飛行士体験型」「気持ちで応援型」「共創型」の3タイプ。
「宇宙飛行士体験型」は、「ISSコース」と「月コース」があり、それぞれ講義や映像を見られるものや体験イベントに先行予約すると優先体験できる権利を付与されるものが用意されている。ほかにも、amulapoグッズセットや自分の宇宙体験アイデアを実現するなどのリターンもあるようだ。
なお、同プロジェクトはAll-in方式で、リターン発送は2021年9月を予定している。
- Original:https://techable.jp/archives/151130
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
Amazonベストセラー
Now loading...