新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を推奨すべく、Appleが従業員に対して有給休暇を推奨していることが明らかにされました。
接種休暇だけでなく副作用休暇も
Bloombergの取材に対して、内部事情をよく知る人物が明らかにしたところによると、新型コロナウイルスのワクチン接種だけでなく接種後に副作用が出た従業員に対しても、Appleは有給休暇を用意しているそうです。また、ウイルスに感染しているかを確認できる検査キットを従業員に郵送していることも報じられています。
自前でフェイスシールドやマスクを作ってしまうような巨大テック企業ともなると、独自にワクチンを確保していそうですが、少なくともAppleの場合は州内の医療施設での接種を従業員に求めています。一方でAmazonは、米ネヴァダ州やカンザス州、ミズーリ州の施設で従業員に自社調達のワクチンを提供しています。
新型コロナウイルスが昨年春に爆発的な感染拡大を見せて以来、Apple Parkを始めとした社屋は大部分が閉鎖されており、大半の従業員は自宅勤務を余儀なくされています。また、Apple Storeはほぼ営業再開しているとはいえ、日本でも2020年5月末〜6月初旬までは一時閉鎖されていました。
イノベーションは対面してこそ
ワクチンを積極的に接種させることで、Appleは本社(キャンパス)の本格的再開を考えているとされ、早ければ6月中でのスタッフの職場復帰を計画しているそうです。
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は3月、インタビューで従業員が対面での仕事に戻る日を「待ちきれない」と期待を込めて語っていました。彼の考えでは、人と人が実際に集まってこそ、コラボレーションやイノベーションが生まれるからです。また昨年も、生産性や結果を犠牲にせずオフィス外で仕事をすることを学んだと強調する一方で、「顔と顔を合わせてのコラボレーションは、他の何にも代え難い」と従業員に向けて語っています。
Source:Bloomberg via MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-357194/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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