Sendbirdは、アプリにチャットや音声、動画機能をつけられるサービスを提供している企業。モバイルエンゲージメント&コミュニケーションのリーダー企業とも呼ばれる、韓国発のこの企業が今、世界中の注目を集めている。
韓国発のスタートアップ、Sendbirdとは?
多くの人にとってスマホが生活必需品となり、仕事やプライベートを問わず、コミュニケーションの多くをモバイルアプリを通してとるようになった近年。各企業は、モバイルアプリでできることを充実させることで、より良いサービスを顧客に提供しようとしている。これらのニーズの高まりを受け、事業を発展させ続けているのがSendbirdだ。
Sendbirdが提供するサービスを使うことで、企業はアプリにチャットや音声、動画機能をわずか数行のコードで組み込むことができる。自社で構築やメンテナンスを行った場合に比べ、かかる開発労力やリスクを大幅に少なくすることが可能だ。
RedditやPaytmなど、名だたる企業がSendbirdのサービスを利用している。それらのアプリを通じて、毎月1億5千万人以上のユーザーがチャットで注文やキャンセル、支払いといった様々なコミュニケーションをとっている。日本においては、既に楽天やPayPayなどの企業で導入中だ。
更なる事業拡大を目指す
2021年4月6日、SendbirdはSTEADFAST Capital Ventures主導のオーバースクライブラウンドで1億ドルのシリーズC資金を調達。これにより、韓国で設立された現在のユニコーン12社のうちの1社となった。B2Bエンタープライズソフトウェア分野では初の快挙だ。
Sendbirdの共同設立者かつ CEO のジョン・S・キム氏は、同社の公式ブログ及びYouTubeチャンネルで、「今回の資金調達は、“デジタルを通じたコミュニケーションや信頼関係構築の方法を変えていく” という我々の長い旅路の一歩に過ぎない」と語った。
Sendbirdは今後、更なる研究開発や人員増強、新しい市場への参入を目指す。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/152964
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama
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