アメリカ、オーストラリア、カナダ、EU、アイスランドなどで3月から始まった、iCloudに保存されている写真や動画をGoogle フォトに転送できるサービスが日本を含む240以上の地域で利用できるようになりました。
セキュリティを重視
これまでiCloudに保存されている大量の写真、動画を別のサービスに転送(バックアップ)するには、一旦自身の端末にダウンロードしてからアップロードし直す必要があり、膨大な通信量と時間が必要でした。しかしAppleが日本でも対応した転送サービスでは、iCloudのサーバーから直接他のサービスに転送するため、ユーザーの端末ではデータ通信を行う必要がありません。
ただ転送先が本当にApple IDを持つユーザーのアカウントなのかを慎重に確認する必要があるため、少し転送には時間がかかる(もちろん転送そのものにも時間がかかります)とAppleは説明しています。また転送サービスを利用するにはApple IDで2ファクタ認証を使っているユーザーに限られるなど、セキュリティを重視したサービスの設計となっています。
なお転送には3~7日必要とされており、Google フォトの上限サイズを超えるファイルや対応していない形式のファイルは転送されません。
データとプライバシーから
この転送サービスを利用するにはAppleのWebサイト内にある「データとプライバシー」にApple IDとパスワードを入力してアクセスし、「データのコピーと転送を依頼」へと進みます。そこで写真、動画の転送を選択してGoogleアカウントのパスワードなどを入力し、Googleへのアクセスの許可などを行います。
Google フォトは5月31日で高画質写真・動画の無料アップロードを終了します。それまでにアップロードしておけば、以降の有料化(15GBまで無料)の影響は受けないので、iCloudの写真や動画をGoogle フォトにも保存したい場合は急いだほうがいいでしょう。
Source:Apple
(KAZ)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-361814/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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