スイスのロボット企業ANYboticsについては何年にもわたって取り上げてきた。同社は四足歩行ロボットの分野で独自の取り組みを行っており、当然のことながらBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)のSpotと比較されてきた。もちろん先述したように、このカテゴリーでの同社の取り組みは数年前から続いており、収斂進化を遂げるケースもあるだろう。
米国時間4月21日、ANYboticsはANYmalを次のレベルに引き上げる準備ができたと発表した。同社はこのロボットを「エンド・ツー・エンドのロボット検査ソリューション」と位置づけている。具体的には、このロボットはエネルギーや産業プラントのような場所を検査するために設計されており、人間が24時間365日現場にいることが理想的ではない場所をパトロールする。
ロボットの上部にはカスタマイズ可能なペイロードが搭載されており、視覚、聴覚、熱などさまざまな検査用センサーが搭載される。オンボードカメラは遠隔操作でパンやチルトが可能で、エリアをより鮮明に映し出すことができる。
ANYmalは階段を上ったり、従来の車輪つきロボットでは入れないような場所にも入っていったりできる。さらに自律的に検査を行い、バッテリー残量が少なくなると充電ドックに戻ることができる。
現在このロボットは試験的に導入されているが、ANYboticsはこのロボットの予約販売も開始している。そして、2021年の下半期には顧客への納入を開始する予定だ。また、同社はクライアントをスピードアップするための一種のオンボーディングを提供している。
「ANYboticsの専門家が窓口となり、お客様と密接に連携して自動化すべきタスクを評価し、自律移動型検査ロボットの導入に向けて組織を準備します」と、リリースでは述べられている。「チームはシミュレーション、オンサイトでのデモンストレーション、および長期的なパイロット導入における実現可能性と影響を確認します。導入ロードマップが確立された後、チームはお客様の試運転のトレーニングを行い、施設全体にシステムの拡大をサポートします」。
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カテゴリー:ロボティクス
タグ:ANYbotics、四足歩行ロボット
画像クレジット:ANYbotics
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(文:Brian Heater、翻訳:塚本直樹 / Twitter)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/04/23/2021-04-21-the-anymal-inspection-robot-gives-spot-some-four-legged-competition/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Brian Heater,Naoki Tsukamoto
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