Google、地震検知・警報システムを米国国外に拡大~スマホの加速度センサーを利用

GoogleのPixelシリーズスマートフォンの画像
 
Googleは昨年、「Android Earthquake Alerts System」と呼ばれる地震検知・警報システムをアメリカでリリースしました。このサービスは従来アメリカのカリフォルニア州でのみ提供していましたが、ほかの州や国にもサービスを拡大していくとのことです。

スマートフォンを「ミニ地震計」として利用

このシステムではスマートフォンに搭載されている加速度センサーを「ミニ地震計」として利用するところが特徴です。
 
地震が発生したと判断されると、Googleのサーバーにおおよその位置とともにそのことを通知します。
 
サーバーは、さまざまなAndroidデバイスからのデータをクラウドソースとして利用し、地震が発生したかどうかだけでなく、どこで発生したのかを特定します。
 
地震が発生したと検知されると、Androidユーザーは即座にアラートを受け取ることができ、避難場所を探したり、自分や大切な人を守るための時間を確保したりすることが可能です。
 
また、Pixelシリーズであれば、緊急連絡先に警告を出すこともできます。
 
このシステムでは、ほぼすべてのスマートフォンに搭載されている加速度センサーを使うため、エントリーレベルのAndroidスマートフォンであっても地震の検知に役立ちます。日本の緊急地震速報に比べると大規模な観測網を整備する必要がなく、コスト的には有利です。

ニュージーランドとギリシャに提供開始

Googleはこの「Android Earthquake Alerts System」について、すでに提供されているアメリカのカリフォルニア州とオレゴン州に加え、アメリカ国外のニュージーランドとギリシャでサービスを開始しました
 
また、5月中にはアメリカのワシントン州でも提供開始予定です。
 
今のところ日本での提供についての情報はありません。
 
このシステムへの参加を希望しないユーザーは、端末の位置情報設定でこの機能をオフにすることができます。

 
 
Source:Android Central
(ハウザー)


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