視聴体験を格上げするサウンドバー&レコーダー7選【趣味時間 傑作ヒットモノ最前線】

【特集】趣味時間傑作ヒットモノ最前線

最新のテレビは高画質なだけでなく、音質や機能性にこだわったモデルが多いが、リビングでの視聴体験をさらに高めるなら、外付けの機器にも注目。専用機ならではのクオリティや便利な機能が、コンテンツの魅力をより引き出してくれる。

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■外付け機器でテレビの楽しみ方が大きく変わる

高精細な映像コンテンツを4K有機テレビで視聴するなら、音にもこだわりたいもの。テレビ自体のスピーカー性能も向上しているが、やはりサウンドバーなどを加える
と音の迫力はグッと増す。

「4Kの美しい映像に見合う音を求めるなら、やはり高性能モデルを選ぶべき。立体音響の再現性が高く、音楽再生も高音質で楽しめます」(折原さん)

東芝レグザの最上位モデルでは、外部スピーカーを駆動するアンプ機能を備え、これを利用して音楽用スピーカーを組み合わせる手もある。その際もせっかくなら音質にこだわったスピーカーを選びたい。

また、最新のテレビは単体でも多彩な視聴スタイルに対応できるが、録画によるタイムシフトや再生などができるとさらに便利。となるとレコーダーも別に用意したいところだ。特にタイムシフトは、普段見ない番組を発見できるなど、従来の録画にないメリットも多い。

「最新のレコーダーは、録画番組のスマホ転送など細かな機能が充実している」(折原さん)というように、番組視聴スタイルそのものを変えてくれるメリットもある。リビングでの新たな楽しみを増やすなら、外部機器にも注目すべきだ。

オーディオ・ビジュアルライター 折原一也さん
PC系出版社の編集職を経て、独立。オーディオ・ビジュアル専門誌やWeb媒体、商品情報誌などで、トレンド解説や製品レビューなど多彩な記事を執筆している。2009年よりVGP(ビジュアルグランプリ)審査員も務める

 

 

■サウンドバー&スピーカー

1. ピュアオーディオの思想で作られたプレミアムサウンドバー

デノン
「DENON HOME SOUND BAR 550」(実勢価格:8万8000円前後)

“大きいものは良いものだ”という先入観を覆すプレミアムコンパクト。サウンドクオリティも高品位です(折原さん)

Dolby AtmosやDTS:Xに対応し、コンパクトな筐体で立体的なサラウンド再生が可能。Wi-Fiも内蔵し、Spotifyなどのストリーミングにも対応する。原音の魅力を引き出すチューニングで音楽も存分に楽しめる。

▲専用設計の6つのドライバーを搭載。声の繊細な質感をありのままに表現しつつ、低音も迫力たっぷりに再生する

▲ワイヤレススピーカー「DenonHome150」などを組み合わせることでリアルサラウンドシステムに拡張できる

 

2. 大画面に最適化したサウンドで映像の迫力がさらにアップ

ソニー
「HT-G700」(実勢価格:6万6000円前後)

高さ方向の立体音響を表現する “Vertical Surround Engine” 技術で臨場感抜群。ミドルクラスの決定版!(折原さん)

バースピーカーとアクティブサブウーファーによる3.1chシステム。テレビの大画面化に合わせて、バーチャルサラウンド技術による音場がより広い範囲に拡大した。Dolby Atmos、DTS:Xに対応。Bluetooth受信機能も備える。

▲高さ方向も含め、広大な音場と包みこまれるような没入感のある立体音響を再現。2ch音声でもサラウンドの迫力を味わえる

 

3. 11基のドライバーによる迫力と立体感のあるサラウンドを満喫

Sonos
「Surround Set」(25万7620円)

Wi-Fiを利用したリアルワイヤレスを構築可能で音の周り込みは完璧。ケーブル配線を省けるところも◎(折原さん)

11基のクラスDデジタルアンプを搭載するサウンドバーと、小型スピーカー、サブウーファーのセット。Amazon Musicなどのストリーミングサービスにも対応し、テレビの映像だけでなく、音楽やラジオなども迫力ある音声で聴ける。

▲各機器はワイヤレスで接続でき、セットアップも簡単。Amazon Alexaの音声操作にも対応する

 

4. Hi-Fiスピーカーのクオリティでリビングを高音質化

DALI
「OBERON5」(12万6500円)

Hi-Fiオーディオ界隈でも欧州らしい素直で情報量豊富なサウンドが人気。サイズと音質のバランス良し(折原さん)

デンマークのハイエンドオーディオメーカーによるコンパクトかつ高音質なフロア型スピーカー。大口径のツィーターとウッドファイバーコーンのウーハーダイアフラムを搭載し、自然でバランスの取れた中音域を再生できる。

▲高さ83cm、奥行き28cmのスリムな筐体のため、リビングでも使いやすい。65インチのテレビとのバランスもいい

 

■レコーダー

5. 高画質化技術も搭載する全録対応BDレコーダー

東芝
「レグザタイムシフトマシン DBR-M4010」(実勢価格:10万円前後)

元祖・全録のパワフルな録画機。編集関連機能は往年の東芝RDブランドに近く、昔からのファンも納得です(折原さん)

地デジとBS/110度CSデジタルの合計7chの番組を常時録画する全録機能を搭載したBDレコーダー。テレビのレグザと連携して視聴中のコンテンツ情報をクラウドから取得し、最適な画質で再生する機能を搭載。4TB HDDを内蔵。

▲全録なので過去の番組表から見たい番組を選んで視聴。録画番組はフォルダーに分類して保存できる

 

6. レグザユーザー注目のコンパクトなHDDタイプ

東芝
「タイムシフトマシン ハードディスク D-M210」(実勢価格:4万1000円前後)

録画機能のみを求める人向けのモデル。テレビがレグザの場合はテレビのリモコンで一括操作できます(折原さん)

設定したチャンネルや時間帯に放送する番組をまるごと録画する、全録機能 “レグザタイムシフトマシン” を搭載したHDDレコーダー。全11チューナーと2TBのHDDを内蔵し、最大6チャンネルを約1週間分録画できる。

▲専用アプリを使えば、放送中の番組や録画済み番組の遠隔視聴やスマホ持ち出し、録画番組の時短再生などが行なえる

 

7. たっぷり録画できて全録を活用する機能も充実

パナソニック
「ディーガ DMR-2X301」(予想実勢価格:11万円前後)

スマホで録画・視聴までこなせる「どこでもディーガ」のアプリが最強。使い勝手の良さはトップクラスです(折原さん)

3TBのHDDで2K放送×6chを最長24日間録画できるBDレコーダー。チャンネル録画のうち、ドラマやアニメの視聴可能期間を約90日間延ばす機能を搭載。録画ランキングなどを確認する機能も備える。6月中旬発売予定

▲録画番組の視聴や録画予約に使える専用アプリも進化。テレビで紹介された飲食店を登録したり調べる機能などが加わった

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※2021年5月6日発売「GoodsPress」6月号24-25ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/高橋智>

 

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