シンシナティの米国税関・国境警備局(CBP)職員が中国からの大型貨物を検査したところ、Appleの商標および著作権コードに違反したAirPodsの偽造品が大量に見つかった、と報じられています。
偽造品には規格外の素材や故障した部品が使用されている可能性
AppleはAirPodsの商標登録を行っていますが、商標を侵害するのに必ずしも「Apple」という言葉やロゴがつけられている必要はありません。今回の事例では、イヤホンの形状とデザインが保護されたAppleの構成を再現していると判断されました。
中国からの3つの大型貨物には、それぞれ12,000台のニセAirPodsが積まれており、合計で36,000台が含まれていたとのことです。各荷物の申告価格は5,280ドル(約57万6,700円)でしたが、仮にAirPodsのメーカー希望小売価格で販売された場合、716万ドル(約7億8,000万円)となります。
シンシナティ港湾局のリチャード・ギレスピー局長は、「偽造品は一見本物と見分けがつかないが、規格外の素材や故障した部品が使用されている可能性が高く、結果的に消費者の負担が大きくなりがちである」とコメントしています。「信頼できる企業から購入することで、潜在的な人権侵害や経済へのダメージを防ぐことができる」
安物買いの銭失い?
CBPによれば、ニセモノの購入から見を守るにはいくつか方法があるとのことです。一つは、ブランドの正規販売店から購入することで、他にもすべてのラベルを読み、シリアル番号やその他の認証方法をメーカーのデータベースで確認することなどが挙げられています。
安物買いの銭失いと言いますが、「違法な企業を支援することは、本物よりもはるかにコストがかかる」と、CBPはブログ投稿を締めくくっています。
Source:CBP via AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-368409/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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