ドコモ、フィッシングメール対策で「公式アカウントマーク」を導入

ドコモ公式アカウントメール
 
NTTドコモは5月25日、フィッシングメール対策として、新機能の「ドコモメール公式アカウント」の提供を開始したと発表しました。ドコモユーザーは、企業の公式アカウントからのメールかどうかを一目で確認できるようになります。

フィッシング詐欺が横行

フィッシングメールは、有名企業からのメールを装って受信者を偽サイト等に誘導し、IDやパスワード等の個人情報を不正に取得する違法行為で、2020年度にはフィッシング詐欺サイトが前年比1.3倍に増加したと報じられています。
 
また、佐川急便等の宅配会社や、NTTを装ったフィッシングSMSが横行しており、Apple IDが流出して登録クレジットカードで決済されてしまう等の被害が発生しています。
 
今回のドコモの取り組みは、SMSは対象外とみられますが、ドコモユーザーへのフィッシングメールに対しては一定の効果があると期待されます。

ドコモメール公式アカウント

ドコモが5月25日に提供開始した「ドコモメール公式アカウント」では、導入企業から送信されたメールに対し、緑色の公式アカウントマークを表示する仕様となっています。
 
記事執筆時点で導入が決定している企業は以下の通りで、佐川急便等の有名企業からのメールに公式マークが表示されます。
 

  • SMBCグループ
  • 佐川急便
  • 日本郵政グループ
  • 三菱UFJ銀行
  • ヤフー
  • LINE
  • 楽天グループ

 
iPhoneやiPadにおいては、ブラウザ版のドコモメールを利用する際に、公式アカウントマークを確認することができます。
 
ドコモ公式アカウント iOS
 
Android端末を利用している場合は、ドコモメールアプリにおいて確認することが可能です。
ドコモ公式アカウント Android アプリ
 
なお、ドコモ公式アカウントの利用料金はユーザー、企業ともに無料となっており、ドコモは今後もセキュリティ強化に努めていくと表明しています。
 
 
Source:NTTドコモ
(seng)


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