Apple、人気音楽バトル企画「Verzuz」の買収を検討していた

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ライブストリーミング配信でラップバトルを楽しむ企画コンテンツ「Verzuz」の買収に、Appleが強い関心を持っていたことが分かりました。

買収価格を提示していた

VerzuzはSNSを通して爆発的人気を博している、アーティスト2人が各々自分の曲を持ち寄ってバトルを繰り広げるライブストリーミング企画です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延でライブ開催ができないことも、コンテンツとして大きく注目されるきっかけとなりました。
 
2021年3月にVerzuzは、“アメリカ版TikTok”と呼ばれるTrillerに買収されましたが、Apple Musicを抱えるAppleも食指を動かしていたことが新たに明らかとなりました。VerzuzはApple Musicと2020年7月に提携しており、InstagramとApple Musicの両方で音楽バトルの様子を配信していました。
 
Bloombergによれば、Appleは最終的に入札競争には参加しなかったものの、Verzuzに買収価格を提示したそうです。最終的にTrillerがVerzuzに支払った額には及びませんでした(価格は非公開)。

SNSと音楽の融合に強い関心

Verzuzに強い関心を示していた理由は、従来からAppleが音楽を中心にユーザーをソーシャル機能で繋げる構想を持っているからだと考えられています。
 
例えば、Apple Musicはサービスが始まった当初、Connectと呼ばれるSNS機能を有していました。しかし、SNSとしてはTwitterやFacebookといった先行するプラットフォームに太刀打ちできず、2018年12月にサービスをひっそり終了しています。さらに遡ると、2010年にはiTunesでもSNS「Ping」を展開しており(2012年に終了)、長年Appleはファンとアーティストを結びつけるプラットフォームの構築に腐心してきました。
 
 
Source:Bloomberg,AppleInsider
(kihachi)


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