韓国で先週、優先度の低い人々にアストラゼネカ社の新型コロナワクチンを促すためのパイロットプログラムが開始されました。ワクチン接種のアポのキャンセルにより生じる“余ったワクチン”の場所を探せるプラットフォームです。
2つの既存のサービスを使ったプラットフォーム
韓国疾病管理庁(KDCA)は5月27日、同国最大のWebポータル「Naver」とモバイルメッセンジャー「KakaoTalk」を組み合わせた余剰ワクチンの予約サービスのテストを開始しました。
アストラゼネカ社の新型コロナワクチンは、瓶1本あたり10回のワクチン接種が可能ですが、瓶の開封から6時間以内に使用されなければならないため、予約が何らかの理由でキャンセルされてしまった場合、使いきれなかったワクチンは破棄されてしまいます。
余剰ワクチンが予約システムに登録されることで、リスクグループ以外のワクチン接種をより効率的に進めることが可能となります。
30歳以上でまだワクチン接種の案内が来ていない人であれば、誰でも余剰ワクチン予約サービスを利用することができます。
予約は困難との声も
「ワクチン接種の副作用を恐れる人が多いので、残量のあるワクチンは簡単に見つかると思っていましたが、今日は残量が1つもありませんでした」と、39歳の浦項(ポハン)市在住の市民はコメントしています。
大邱広域(テグこういき)市の34歳の男性は、病院で10回分のワクチン接種が残っているのを見つけましたが、受けるかどうかを迷っているうちにすべて予約されてしまった、と語っています。
「初日に予約した人は、絶対に接種するという強い意志を持っているようで、無断欠席率が非常に低かったです」と、釜山(プサン)市の病院関係者は述べています。
Source:Yonhap News Agency
Photo:Arirang News/YouTube
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
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