Amazonや家電量販店で購入可能となった、Belkin(ベルキン)の車載スタンド「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」を購入し使用してみたのでレビューします。
車載スタンド難民がBelkinの新製品をチェック
Belkinの「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」は、iPhone12シリーズをMagSafe機構のマグネットで固定できる車載スタンドです。
2020年11月にApple公式サイトとApple Storeで販売されていましたが、5月28日からは、Amazon.co.jpや家電量販店などでも購入可能となっています。
筆者は、愛車(2011年式のスバル・レガシィアウトバック)の衝突防止システム「EyeSight (Ver.2)」用ステレオカメラに干渉しない位置に取り付けられる、エアコン吹き出し口装着式の車載スタンドをいくつか使ってきました。
しかし、使っているのが重量級のiPhone12 Pro Maxということもあり、走行中の振動で装着位置がずれるなどの問題に悩まされ、これだ!という製品に巡り会えずにいました。そんな中、「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」の装着時の安定感に期待して購入してみました。
長めのクリップでエアコン吹き出し口に固定
Amazonで購入した「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」は、Belkinのイメージカラーであるグリーンとホワイトの箱に入っています。
パッケージには、本体、イラストによる説明書、中国語の製品保証書が入っていました。
本体はプラスチック部分もアルミニウム調のメタリック塗装が施されており、落ち着いた高級感があります。
iPhoneを取り付ける部分の表面は、シリコンのような柔らかくマットな素材でコーティングされており、iPhoneやケースに傷がつきにくそうです。
本体背面に伸びる、長めのクリップでエアコン吹き出し口のルーバーを挟み込むことで固定しする構造です。
エアコン吹き出し口に取り付ける部分と、iPhoneを固定する部分がボールジョイントで接続されているので、上下、左右に柔軟な角度調整ができます。
充電機能はないが、ケーブルは固定できる
「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」に充電機能はありません。しかし、充電用ケーブルを固定できるケーブルマネジメント機能がついています。
ケーブルをU字型に曲げて、溝に食い込ませて固定します。筆者が車内での高速充電用に使っているcheeroのUSB-C – Lightningケーブルは、ケーブルの皮膜がやや固く、ケーブルも太めですが、少し力を入れてケーブルを食い込ませると固定できました。
Apple純正のLightningケーブルでも、固定には力を入れる必要があるので、エアコン吹き出し口に取り付ける前、あるいは取り外してから行うのが良いでしょう。
ケーブルを固定しておけると、ケーブルが行方不明になったり、うっかり破損させてしまう心配がなくなりそうです。
横向きでも利用可能
エアコン吹き出し口に水平にiPhoneを取り付けると、車種によっては見づらくなってしまいますが、「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」は、装着後に調整できる向きと角度が大きめなので、見やすい角度で利用できます。
スタンドを回転させれば、iPhoneを横向きにしても同じ磁力で、安定してiPhoneを固定できます。
取り付けは吹き出し口に差し込むだけ
エアコン吹き出し口には、本体背面のクリップをルーバーに押し当てて挟み込み、奥まで押し込んで固定します。
取り付けの際は、ルーバーを折らないよう注意しつつ、吹き出し口を覗き込んで、ルーバーがしっかり挟み込まれていることを確認しながら作業しました。
一度取り付けても、抜き取って取り付け直すことができるので、安定感があり、見やすいポジションを探すと良いでしょう。
iPhoneを装着するときは、「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」本体に描かれた円の中心に、iPhone背面のAppleロゴを合わせるようにするとスムーズでした。
走って安定感をチェック!
「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」に、iPhone12 Pro Maxを取り付けて、市街地、流れの速いバイパスを走り、スーパーやコンビニの出入り口の段差を含めて走り回ってみました。
スタンドは安定して取り付けられており、道路の凹凸などを乗り越えてもガタつきがなく、向きが変わってしまうこともありませんでした。
スタンドを横向きにしても、安定感は変わりませんでした。
なお、スタンド装着の安定感は、車種によりエアコン吹き出し口の形状が異なるため一概には言えませんが、筆者の環境では安定した装着感が得られました。
なお、充電用のLightningケーブルは、MagSafeで装着した状態で差し込むとiPhoneが車載スタンドから外れてしまうので、車載スタンドに取り付ける前に差し込むのが良いことがわかりました。
ちなみに、マグネットを内蔵しないケースを装着した状態だと、磁力が弱まって安定感が低下し危険です。Apple純正や、Spigenなどから販売されている、マグネット内蔵ケースや、背面を覆わないバンパータイプを使うのが良いでしょう。
安定感、簡単装着、デザインに満足。ワイヤレス充電対応には期待
「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」を使ってみて、満足できた点は以下のとおりです。
- iPhone12 Pro Maxを装着して走ってもガタつかない安定感
- エアコン吹き出し口に差し込むだけの簡単な装着
- シンプルながら高級感あるデザイン
欲を言えば、「MagSafe Air Vent 車用磁気スタンドPRO」がMagSafe充電にも対応すると、さらに使い勝手が良くなり、ケーブル周りもスッキリするので、今後の新モデルに期待したいと思います。
参考:製品情報
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-371428/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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