キユーピーは6月10日、プラントベース(植物由来)フードの第1弾として、原材料の大部分を植物性由来(豆乳加工品ベース)のものから作った「HOBOTAMA」(ほぼたま)を業務用市場向けに発売すると発表した。価格はオープン価格で、発売日は6月30日。賞味期間は冷凍1年。
HOBOTAMAは、豆乳加工品をベースに、スクランブルエッグのような見た目と食感を再現したプラントベースフード。シェフが手作りしたような半熟感を再現しており、飲食店などで提供するメニューの付加価値を高められるとしている。プレーンな味わいで、パンや野菜などと相性がよく、サンドイッチや朝食メニューなどに使用できるという。主な提案先は、飲食店(ファストフード、ホテル)、給食など。
同社は、もっとタマゴのおいしさと魅力を届けたい、1人1人の食に寄り添っていきたい、子どもたちの明るい未来を支えていきたいという想いを具現化するため、多様化する食のニーズに対応したプラントベースフードの開発に取り組み、HOBOTAMAを商品化した。アレルギーなど様々な理由で卵を食べられない方にも、寄り添うことができる商品としている。
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カテゴリー:フードテック
タグ:キユーピー(企業)、食品(用語)、食物アレルギー(用語)、代替卵 / 植物由来卵(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/06/10/kewpie-hobotama/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa