iPhone13シリーズ用の部品発注数が7月以降増加〜サプライヤー関連情報

iPhone13 Pink
 
台湾メディアDigiTimesが、2021年下半期(7月〜12月)に、AppleからのiPhone関連部品の発注数が増加するとの見通しを伝えました。

iPhone13シリーズの新機構用部品の発注数増加見通し

サプライヤー間では、Appleからのスマートフォン関連部品の注文が2021年7月以降増加すると予想されています。
 
特に、iPhone13シリーズ(iPhone12sとの噂もあり)の4モデル全てが搭載すると噂のセンサーシフト光学式手ぶれ補正機構用のボイスコイルモーター(VCM)は、発注数が大幅に増加する見通しです。
 
他にも、CMOSイメージセンサーパワーアンプ(PA)の注文数が増加するとみられており、Appleの主要なPAサプライヤーであるSkyworks、Qorvo、Broadcomの3社をはじめ、台湾のヒ化ガリウム(GaAs:Gallium Arsenide)ウェハ・ファウンドリであるWin SemiconductorsやVisual Photonics Epitaxy Company(VPEC)は、受注数増に向けた準備を始めました。

サプライヤーは、Android向けよりiPhone13シリーズ向けを優先

対して、Oppo、Vivo、Xiaomiなどの中国の主要ベンダーは2021年第2四半期(4月〜6月)のスマートフォン出荷台数がそれぞれ10%〜20%程度減少すると予想され、関連部品の発注数が減少しています。
 
Androidのベンダー数社は2021年下半期(7月〜12月)に新しいフラッグシップモデルを発表する予定で、こうしたベンダーからのVCM、PA、メモリーの発注数が今後数カ月で若干増加すると予想されています。
 
しかし、iPhone13シリーズ関連の需要がそれらを大幅に上回るとみられていることから、サプライヤーもAppleへの部品供給を最優先する可能性が高いようです。
 
 
Source:DigiTimes
Photo:Svetapple.sk
(FT729)


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