iPhone5のカメラとレゴのブロックで、高解像度の顕微鏡を作る方法をドイツの研究者グループが公開しました。詳細な制作方法が無料で公開されています。
子供たちに顕微鏡を使う楽しさを知ってほしい
iPhone5のカメラモジュールとレゴを使った顕微鏡の制作方法を公開したのは、独ミュンスター大学の分子生物学の研究者グループです。
研究者らが、子供にも自作できる顕微鏡の詳細な制作方法をまとめた論文は、学会誌The Biophysicistに掲載されました。
論文には、高価な精密機器であるため扱いが難しく家庭で購入するのは一般的ではない顕微鏡を、低価格で制作できるようにすることで、顕微鏡を使う楽しさを感じ、分子生物学に興味を持ってほしい、との教育的な目的が記されています。
接眼レンズ部分にスマートフォンを設置すれば、簡単に動画や写真を撮影できます。
材料費の総額は約13,440円
顕微鏡の材料として使われた材料と価格は以下のとおりです。材料費の総額は102ユーロ(約13,440円)、費用の大半はレゴです。
- 交換用のiPhone5カメラ:4ユーロ(約530円)
- アクリルレンズ(2枚):3ユーロ(約400円)
- ガラスレンズ:5ユーロ(約660円)
- スライドガラス(50枚)、カバーガラス(100枚):10ユーロ(約1,320円)
- レゴ:80ユーロ(約10,540円)
子供たちの理解度が飛躍的に上昇
論文によると、レゴで作った顕微鏡を9歳〜13歳の子供たち8人に試してもらった結果、顕微鏡に関する理解が飛躍的に高まったとのことです。
論文だけでなく、詳細な制作方法がGitHubで無料公開されています。
Source:The Biophysicist, GitHub via PhoneArena
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-380163/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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