2021年初めにスレッド機能を開発中だと発表してその機能をTwitterでチラ見せしたDiscord(ディスコード)は今、にぎやかなサーバーでの会話をより包括的なものにする待望の手法を導入する。
「コミュニティ」機能が利用できるあらゆるサーバーは米国時間7月27日から、モバイルやデスクトップでメッセージをスレッドでの会話に変えることができる。スレッドはそれぞれのテーマの名称で区分され、これによりオフトピックなアイデアを自前のミニ会話に区別することが簡単になる。
— Discord (@discord) July 26, 2021
チャンネルのメンバーは、メッセージを見てまわったり、チャットバーにあるプラスサインを押したり、あるいは「クリエイト・スレッド」を選んだりするとコンテキストメニューに表示される新しいハッシュタグマークを選んでスレッドを作成できる。この機能は8月17日までに自動的にすべてのサーバーで使えるようになる。
「コミュニティが整頓された状態を維持するために会話を終わらせなければならない事態を回避しながら、そのまま会話に関わっていられるようにしたかったのです」と同社は新機能を発表するブログへの投稿で書き、にぎやかな新しいチャンネルに入るのが「3種の映画の真ん中に足を踏み入れるように感じられる」と指摘した。Discordは2020年、会話の流れをサポートするために返信機能を導入した。スレッドは同じ考えの拡大版だ。
チャンネルの流れから、Discordの新しいスレッドはフルスクリーンになる代わりにスプリットビュー区画となって開き、雑談として自然に機能する。スレッドのたったトピックはチャンネルのリストに表示され、チャンネルリストから選ぶとフルスクリーンで表示される。
アクティブでなくなってから24時間するとスレッドは自動的にアーカイブ化される。チャンネルがオフトピックあるいは時間限定のチャットで溢れないようにするすてきな方法だ。機能が拡張されたサーバーは1日ではなく約1週間スレッドをキープでき、これによりチャンネルのメンバーは関連する雑談に加わる時間ができる。
Discordのプレミアム機能を通じて機能が拡張されたサーバーも、チャンネルリストには表示されないプライベートなスレッドを作ることができる。プライベートスレッドはスレッドにマニュアルで加えられたユーザー、あるいはスレッド内で名前が出てきたユーザーだけに表示される。
Discordはユーザーが会話に参加している各人を友達として加えることなくグループの会話を続けられるようにプライベートスレッドをデザインした。この機能は1対1あるいは小グループのチャットをより簡単に持とうとしているモデレーターにとって使えるものとなりそうだ。
モデレーターはまた、チャンネル内で誰がスレッドを作ることができるか区分できる。チャンネルのメンバーはプライベートスレッドを使ったりスレッドを管理したりする許可が与えられ、あるいはパブリックスレッドの使用だけが許可されたりする(「メッセージを送る」は新しいスレッドを作るのを許可するときにオンになっていなければならない)。モデレーションボットを利用するときはスレッドは通常のチャンネルと同じように機能する。
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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Discord、音声ソーシャルネットワーク
画像クレジット:Discord/Eric Szwanek
[原文へ]
(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Nariko Mizoguchi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/07/28/2021-07-27-discord-threads/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Taylor Hatmaker,Nariko Mizoguchi
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