TBSは7月27日、大手スマホ決済サービスPayPayの支払い時の「音」だけ鳴らし、商品を店からだまし取った男が逮捕されたと報じました。
決済音だけ鳴らす手口
TBSによると、逮捕されたのは飲食店経営者で31歳男性の高橋容疑者です。
容疑者は、埼玉県内のディスカウントショップにおいて、PayPayで支払いを行ったと装い、食料品等8,200円相当をだまし取った疑いがあるとして、警察に逮捕されました。
PayPayアプリでは、顧客のスマートフォンで店舗のQRコードを読み取り、
金額を入力して決済を行う「スキャン払い」が可能となっています。
スキャン払いには、バーコード読み取り設備がない店舗でもPayPay決済が利用できるという利点があります。
またPayPayアプリでの支払いが完了すると、スマートフォンから「ペイペイ!」という音が流れる仕組みとなっています。
高橋容疑者は、スキャン払いの仕組みを悪用し、スマホに保存していた「ペイペイ!」という音声データを流し、支払いを行ったと見せかけて商品を詐取した模様です。
店員は容疑者のスマホの決済画面を確認せず、音を聞いて支払いが行われたと誤認していました。
TBSは、被害にあった店は、容疑者が買い物に来る日に売上金が不一致になることに気づいて警察に相談したと報じており、複数の余罪がある可能性があります。
PayPayユーザー数は増加の一途
PayPayは、今年6月には登録ユーザー数が4,000万人を突破したと発表しており、ユーザー数の増加に伴い、PayPayを悪用した犯罪が増える可能性もあります。
スキャン払いの際には、決済画面をしっかりと確認するなど、店側の対策が必要と言えそうです。
Source:TBS
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-385630/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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