茹でる時のプチイライラを解消!そうめんを結ぶテープごと茹でられるって!

そうめんやうどんなど、乾麺を束ねてあるテープは、意外と外しにくいもの。お湯はグラグラ煮立っているのに、うまく取れない! そんなちょっとした不便は、この星に暮らすすべての人類が感じている、とまでは言いませんが、家事を担うみなさんは共通して持っているはず。

そんな不便を解決してくれるのが、クラウドファンディングサイト「Makuake」でプロジェクトが始まった「エコらく麺」(3000円~ 7月31日現在)。結束テープの素材に使われているのは、なんと寒天。手延べうどんの老舗「岡山手延素麺」と、寒天でさまざまな研究開発を行っている「伊那食品工業」がコラボして生まれた新発想の乾麺です。寒天テープはお湯に入れるとササッと溶けるので、束ねたまま茹でられるんです!

しかもゴミも出なくて環境にやさしいという利点もあります。これぞイノベーションですね!

健康面でも注目を集める寒天という食材には、実は400年以上の歴史があります。その寒天を徹底的に研究し、分子量や成分、形状などを調整して、さまざまな商品開発を行っているのが、今回の寒天テープを開発した「伊那食品工業」です。しかし、麺を束ねる強度を保ちつつ、お湯にサッと溶けるテープの開発は難しく、なんと5年の歳月がかかったのだとか。

そんな苦労の果てに生まれた寒天テープは、実はすごいポテンシャルを秘めています。

日本で作られる麺の量は、年間およそ10億束。それを束ねる結束テープはなんと、地球25周分にもなります。もしその結束テープが寒天テープに変われば、それだけのゴミが削減できるということです。家事をする人を楽にするだけでなく、地球環境も改善される可能性があるのです。

もちろん束ねている麺も、伝統製法のこだわり麺。「岡山手延素麺」は職人による手延べうどんを製造しているメーカーで、この技術は、実は全ての麺メーカーのうち約5%程度しか持っていないのです。小麦粉、水、塩だけというシンプルな原料を、職人がじっくり延ばして熟成する工程を繰り返し、完成まではなんと30時間もかかります。手延べうどんのつるつるした食感としっかりしたコシは、こんなに手間をかけて生まれるのです。

「エコらく麺」は、手延べ極細うどんのセット。麺のみ、だしパックやつゆとのセット、カレーうどんも作れるセットなど、さまざまなバリエーションを用意。極細麺なので、茹で時間はたったの3分。最近は災害備蓄という考えが注目を集めていますが、乾麺はそんな備蓄品にもぴったりですね。

>> Makuake

<文/&GP>

 

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