「ARグラス」と聞いて多くの人が頭に浮かべるのが、GoogleのGoogle Glassや、MicrosoftのHoloLens、Magic LeapのMagic Leap Oneなどではないでしょうか。どれも高価格であったり、サイズが大きく常用向きではなかったりと、まだまだARグラスの普及には時間がかかりそうです。
そんな中、私たち個人でも手が出せ、かつ実用面でも活躍してくれそうなARグラスが登場しました。それが、「INMO AIR」です。
メガネ型でたったの76g
INMO AIRは、通常のメガネのようにつけられるARグラスです。しかも、その重さはたったの76gとのことで、通常のメガネよりは重くなるものの、他社のARグラスに比べると圧倒的な軽さを誇ります。
厚さ3mmのレンズがディスプレイとなっており、そこにフルカラーの映像を映し出すことが可能です。機能としては、地図のナビを開いたり、写真/動画を撮影したり、SNSの通知を確認したり、テキストの送受信ができたりと、ただのディスプレイというよりも、スマートグラス的なデバイスとも言えるでしょう。
独自OSを搭載
これらを可能にするのが、AndroidをベースにしたINMO OSという独自のOSです。SDKを公開しているので、他社デベロッパーが本製品向けアプリ/製品を開発しやすい環境を提供してくれているのも嬉しいところです。
また、操作はメガネのテンプル部分にあるタッチパッドによる操作、音声操作、頭の動きによる操作、そして指の動きを認識する空間ジェスチャー操作があり、なかなか実用的な印象です。なお、本体はスマホの専用アプリとBluetoothで接続することとなります。
このINMO AIRは、現在Indiegogoにて資金調達のキャンペーンを実施しており、今なら439ドル(約4万180円)から出資注文が可能です。発送は2021年12月頃となるようです。
こうしたプロダクトが、ARグラス市場の今後の発展に貢献してくれることを個人的にも期待しています。
(文・Doga)
- Original:https://techable.jp/archives/158845
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:章仁水越
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