世界の消費者・ソムリエ・酒蔵をつなぐ日本酒プラットフォーム「Sakeist」(サケイスト)を運営するKhariis(カリス)は8月16日、フランス人ソムリエのオンラインセミナー付き日本酒定期便「Sakeist Box」のプランを8月からリニューアルすると発表した。毎月3300円(税込・送料無料)から利用できるようになる。またサブスクリプションではなく、毎月気になるプランを購入できるというシステムとなっている。
Sakeist Boxは、フランスで開催される日本酒と焼酎のコンテスト「Kura Master」の審査員長グザヴィエ・チュイザ氏が、日本酒の魅力や料理とのペアリングなどを解説するセミナーを聞きながら日本酒が楽しめるというもの(毎回日本語の通訳あり)。同氏は、パリの5つ星ホテル「ホテル・ド・クリヨン」のシェフ・ソムリエでもある。酒蔵が減少し続ける現状に対して自分も力になりたいと思い、2017年にKura Masterを立ち上げたそうだ。
毎月、グザヴィエ氏が選んだ酒蔵から厳選された720ml入りの日本酒が、スタンダード1本プランの場合1本、スタンダード2本プランでは2本が届く。グザヴィエ氏のオンラインセミナーは、毎月最終木曜日の夜にライブ配信される。グザヴィエ氏と蔵元に対して、チャットによる質問も可能という。
プラン概要
- スタンダード1本プラン:価格3300円(税・送料込み)。720mlの日本酒1本
- スタンダード2本プラン:価格5900円(税・送料込み)。720mlの日本酒2本
- プレミアムプラン:価格8100円(税・送料込み)。純米大吟醸などを含む、720mlの日本酒2本
ラインアップ予定
- 2021年8月「出羽桜酒造」(山形県):吟醸酒で有名な酒蔵。鑑評会や、IWC、Kura Masterなど世界的コンクールで多くの栄冠に輝く、名実ともに業界を代表する名門酒蔵
- 9月「田中酒造場」(兵庫県):未来を見据えた酒造りを行っている「温故知新」の蔵。今年度のKura Masterでトップ16酒入り
- 10月「惣誉酒造」(栃木県):先祖が滋賀県日野町から移住し、150年以上栃木県で酒造りを続けている。2001年より生酛造りを復活
- 11月「永井酒造」(群馬県):ワインと同じように料理に合わせて各スタイルのお酒をペアリングさせる「Nagai Style」というコンセプトで酒造りに取り組む
- 12月「中野酒造」(大分県):第2回目のKura Masterで最高のプレジデント賞とプラチナ翔のダブル受賞をするなど若手が次世代を担う蔵
- 2022年1月「八鹿酒造」(大分県):九州に位置しながら、冬場氷点下まで下がる気候と九重連山の伏流水で作られた酒。九州では希有な辛口
- 2月「八戸酒造」(青森県):青森の米、水、酵母を使い、なめらかな口当たりとみずみずしい甘さ、キレのある後味などを実現
- 3月「三宅本店」(広島県):1920年、海軍の練習航海にて220日あまりの航海中、何度も赤道を通過したにも関わらず品質が劣化しなかったエピソードを持つ蔵
9月は特別に、2021年「Kura Master」上位16銘柄に選ばれた田中酒造場「Château Shirasagi 65」(名刀正宗 乙天)が、どのプランでも提供されるという。
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・世界中の日本酒消費者・ソムリエと酒蔵をつなぐSakeistアプリをKhariisが公開
カテゴリー:フードテック
タグ:Khariis(企業)、酒 / アルコール飲料(用語)、日本酒、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/08/16/sakeist-new-plan/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:tetsuokanai
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