中国ブランドXiaomiのモバイル端末に特定のキーワードを検出および検閲する機能が見つかった、とのリトアニア政府の見解を受け、ドイツ政府の専門機関が調査に乗り出したことが明らかになりました。
「自由チベット」などのキーワードを検閲
「Free Tibet(自由チベット)」「Long live Taiwanindependence(台湾独立万歳)」「democracy movement(民主運動)」などのキーワードを検出および検閲する機能がXiaomi Mi 10T 5Gの中に見つかった、とリトアニア国営のサイバーセキュリティー機関が発表したのは9月末のことです。
Xiaomiは事実でないと否定していますが、ドイツ連邦政府のコンピュータと通信のセキュリティ担当部門であるBSIが、本格的な調査を開始した、と報じられています。
EU市場で大打撃を受ける可能性も
Xiaomiはヨーロッパ市場で急速に勢いを増しており、2021年第2四半期(4月~6月)に史上初めてヨーロッパのスマートフォン市場でシェアランキング首位となっています。
ドイツはXiaomiにとってヨーロッパで2番目に大きな市場であり、ヨーロッパの市場シェアの10%を占めているため、もし仮にドイツ政府がリトアニア政府と同じようにXiaomiデバイスを使用しないよう勧告した場合、大きな打撃を受けると推測されます。
「この問題がリトアニア国内で収まるのであれば、(Xiaomiにとっての)影響は小さい」と、Morningstar Research Servicesのダン・ベイカー上級副社長はコメントしています。「もし他の国、あるいはEUが同様の結論を出せば、Xiaomiをはじめとする中国の主要なスマートフォンメーカーに、より大きな影響を与えるだろう」
Source:Reuters via SCMP
Photo:Xiaomi
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-407560/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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