iPhone13 ProのProMotion、「指」をリフレッシュレート決定に使用

iPhone13 Proの画像
 
iPhone13 ProおよびiPhone13 Pro Maxには、最大120Hzのリフレッシュレートで画面を更新するProMotionと呼ばれる機能が搭載されています。
 
ProMotionは、リフレッシュレートが可変である点も特徴であり、10Hz~120Hzに状況に合わせて変更することで、消費電力を下げることが可能です。このリフレッシュレートの決定に人間の「指」を利用していることがわかりました。

高いリフレッシュレートはバッテリー駆動時間を短くする

画面のリフレッシュレートを可変にすること自体は新しいことではなく、Androidスマートフォンでもおこなわれています。
 
それらはアプリによってリフレッシュレートを切り替えており、たとえば24fpsの映画を見ているなら24Hzまたは48Hzで、ゲームをプレイしているなら120Hzで画面を更新します。
 
しかしながら、同じアプリのなかでも常に要求される画面更新頻度が同じ訳ではありません
 
たとえば、SNSアプリでは投稿を読んでいるときはほとんど画面更新の必要が無いのに対し、スクロールしたりアニメーションによるエフェクトが発生したりしたときは高いリフレッシュレートが必要となります。

「指」の速度でリフレッシュレートを決定

これに対してiPhone13 Pro/Pro MaxProMotionでは、人間の指の速度を使ってリフレッシュレートを変更する点が新しいといいます。
 
たとえばTwitterにおいては、画面を動かさずに投稿を見ているときは10Hzで画面が更新されるのに対して、ゆっくりスクロールし始めるとリフレッシュレートが上がり、素早くスクロールすると最大120Hzで画面を更新するというような動作が可能です。
 
つまり、アプリによってリフレッシュレートを変えるのではなく、アプリの「使い方」によってリフレッシュレートを変えています
 
これにより、なめらかな画面更新と、長いバッテリー駆動時間の両立が可能です。
 
iPhone13 Pro/Pro Maxは従来に比べて大幅なバッテリー駆動時間の延長がアピールされていますが、この機能が寄与しているのかもしれません。
 
iPhone13 Pro/Pro MaxのProMotionには12種類のリフレッシュレートが用意されています。
 
現状ではサードパーティ製アプリは最大60Hzまでに制限されていますが、ソフトウェア修正により改善される予定です。
 
120Hz駆動に関しては、非常になめらかだという感想がTwitterに投稿されています。

 
 
Source: Inc. via PhoneArena
(ハウザー)
 
 


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