宮崎大学の学生が代表取締役を務める株式会社モーゲンテックは、MRT宮崎放送と共にバーチャルアナウンサーのアバター3Dモデルを制作。誕生したバーチャルアナウンサー2名は、2021年10月19日に番組初出演を果たしました。現在は、社員試用期間中ですが、2022年春の正式採用を目指して研修に励むとのことです。
番宣コーナーでデビュー!
このたび番組デビューを果たした新人バーチャルアナウンサーは18歳の「れいみょん」と23歳の「ザキヤマくん」。モーゲンテック代表の吉松氏(22)と同じくZ世代のMRT若手アナウンサーらがデザインや性格などのアイデアを出し合い、それぞれ、好きな食べ物や特技、好きな芸能人などの細かい設定も設けられています。
そんな「れいみょん」と「ザキヤマくん」が、報道情報番組「Check!」内の番宣コーナーでデビュー。今後は当面、毎週火曜日に番宣アンバサダーとして出演し、2022年春の正式採用を目指して研修に取り組むとのことです。
モーゲンテックとMRTは、バーチャルアナウンサーの認知とバージョンアップを図りながら、県民に親しまれるアナウンサーとして成長させ、VRやARの仮想映像効果を活用したテレビ番組の可能性も研究していきたいとしています。
「学生×MRT」プロジェクト推進中!
今回のバーチャルアナウンサー誕生の背景にあるのが「学生×MRT」プロジェクト。2021年4月より、県内の学生たちにメディア業界の仕事を経験・理解してもらう機会を提供し、ともに新しい価値を生み出すことを目的にMRTが始めたプロジェクトです。
これまで、学生との共同コマーシャル制作や自社制作番組のマーケティング分析などを実施してきました。そして、宮崎大学で学ぶ傍ら、2020年12月に3Dモデル開発制作事業を手がけるモーゲンテックを設立した吉松氏が所属する地域資源創成学部と共に「MRTバーチャルアナウンサー」企画をスタートさせ、バーチャルアナウンサーの誕生・デビューにつながったということです。
MRTアナウンス局長の川野武文氏は「今時の若者という印象。研修は『褒めて伸ばす』教育を心掛けます。先輩たちのように番組レギュラー獲得を目指して頑張ってほしい」とコメント。一方吉松氏は、「テレビとバーチャル、どちらにも興味を持ってもらうきっかけになると嬉しい。放送局で面白いことをやっている、バーチャルって知らなかったけど面白そう、という風に観てほしいです」とコメントしています。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/165178
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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