フィンランドのOuraは、社名を冠したスマートリングの第3世代モデルを発表しました。温度センサーを7つ搭載するなどグレードアップし、心拍を24時間計測できるようになりました。
2022年には睡眠中の血中酸素レベルを測定する機能も加わるなど、ユーザーの健康を一層強力にサポートするものになっています。
計7つの温度センサー
2015年から展開しているOuraはもともと、睡眠にフォーカスして始まりました。人間の健康を保つ上で睡眠は要という認識のもと、スマートリングを装着することで睡眠の時間や質の分析を可能にし、健康管理に役立ててもらうというものです。
その基本的な機能は第3世代でも変わりませんが、さらに高度な分析が可能になっています。まず、新たにセンサーが加わり、温度センサーは計7つも搭載されています。これらのセンサーでは、体温がわかるだけでなく、本人が認識する前に体の変化をとらえ、不調などを知らせることができます。
そして、LEDライトも搭載し、心拍を24時間モニターできるようにもなっています。心拍を追跡することで、運動時の体への負荷がわかるのはもちろん、疲れのリカバリーにも活用できます。
睡眠をより正確に分析
睡眠のモニター機能も強化され、高度な機械学習テクノロジーと、これまでに収集された睡眠データセットを用いて、さらに睡眠を正確に分析できるとしています。ただし、こちらは2022年からの提供になります。
同じく、睡眠時の血中酸素レベルの追跡も2022年から利用できるようになり、これにより睡眠の質を正確にとらえることができるとうたいます。
リングのカラーはシルバー、黒、ステルス、ゴールドの4色が用意され、価格は299ドル(約3万4000円)。11月15日から出荷が始まります。
今回、第3世代の発売と同時に有料のメンバーシップが導入され、月額5.99ドル(約680円)で個人に合わせたレコメンデーションやガイド付きオーディオセッションなどが利用できます。リング購入者は6カ月間無料で利用でき、7カ月目以降は月6.99ドル(約800円)となります。
- Original:https://techable.jp/archives/165545
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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