Amazon、ウィズコロナ時代の病院/高齢者施設向けAlexaソリューションを発表

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Amazonは同社の人工知能(AI)アシスタントであるAlexaを利用した、病院および高齢者施設向けソリューションを発表しました。
 
ウィズコロナ時代に適した、非接触型のコミュニケーションを推進するものとなっています。

病室に入らずに患者の体調管理

このソリューションは「Alexa Smart Properties」と呼ばれています。
 
病院では感染症対策のため、マスク、手袋、ガウンといった保護具をつけて病室に入り、患者の体調管理をおこなう必要がありました。
 
これに対してこのソリューションでは、Alexaの通話機能を利用することで、患者と迅速かつかんたんにコミュニケーションをとれるようになります。
 
病院側としても、保護具の節約によるコスト削減効果のほか、スタッフの効率向上によりトータルでのケア品質向上が見込めるとのことです。
 
さらに、服薬管理に関するスキルを構築・有効化することもできますし、緊急時にはハンズフリーで助けを求めることができます。
 
患者側のプライバシーにも配慮されており、「Do not disturb」をオンにすることで病院側からの強制的な通話を防ぐことができるそうです。

入居者へのアナウンスや、家族や友人との通話に利用

一方、高齢者施設では入居者への、スケジュールや食事のメニュー変更といった、アナウンスに利用することができるといいます。
 
従来は、紙のメッセージを部屋のドアの下に挟むことでメッセージを伝えていたそうですが、Alexaを使えば各部屋に瞬時にメッセージを送ることができます。
 
また、家族や友人との電話も、スタッフに依頼することなくおこなうことが可能です。
 
ゲームやポッドキャストといったスキルは娯楽にも利用できるでしょう。

大規模な導入、管理が容易に

運用側にもメリットがあり、Alexaデバイスを大量に導入、管理することが容易にできるそうです。
 
すでにボストン小児病院やシダーズサイナイ医療センター、ヒューストンメソジスト病院などがAlexa Smart Propertiesを導入しています。
 
シダーズサイナイ医療センターのピーチー・ヘイン氏は、「年齢やテクノロジーの知識に関係なく、音声は患者にとって直感的だ」と述べています。

 
 
Source: Amazon via CNET, The Verge
(ハウザー)


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