メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社は、2021年11月1日に開催した「Clusterカンファレンス – メタバースを再定義する -」において、「メタバース研究所」の設立と「cluster」のアップデートを発表しました。
「メタバース」のあり方を再定義し、真の価値創造へ
近年、新型コロナの影響もあり、インターネット上に構築される新たな世界である「メタバース」に世界が注目しています。ゲームなどのエンターテイメントをはじめ、入社式や卒業式などの式典、ミーティングやプレゼンテーション発表など、さまざまなシーンでバーチャル空間が活用されてきました。
そんな中、クラスターは、東京大学稲見研究室および京都大学神谷研究室の協力のもと「メタバース研究所」を設立。日本における「メタバース」のあり方を再定義し、真の価値創造を図るため、産学連携での取り組みを推進していく構えです。
「cluster」のアップデート! アバター生成などが可能に
「メタバース研究所」の設立発表と同時に、「cluster」のアップデートも発表しました。「cluster」はこれまで、VR音楽ライブ「輝夜 月 LIVE@Zepp VR」や「バーチャル渋谷」でのさまざまなイベント、「clusterバーチャル卒業式・バーチャル入学式パッケージ」などを通じ、メタバース体験を提供。2020年は延べ300万人以上が「cluster」に構築されたバーチャル空間に集いました。詳しくはこちら。
今回は、6つの機能を実装およびアップデート。注目は、オリジナルアバターを作成できる「AvatarMaker」機能でしょう。メタバースにおいて自分の分身ともいえるアバターをcluster内で簡単に作成することが可能になります。ベースとなるアバターに服や髪、顔などさまざまなパーツの設定・調整を施し、オリジナルアバターが作れるようです。
また、作成するメタバース空間のサーバーを「パブリック」「パーティ」「プライベート」から選択可能に。さらに、ノーコードでメタバース空間をつくれる「Cluster Creator Kit」では、バイクや車などの乗り物をつくれるようになっています。
この他、ユーザーの要望に応える形で実現した「Oculus Quest 2」への対応や、VRM形式でアップロードできるユーザー独自の3Dアバターの制限の開放、clusterアプリ内でワールドを作れるようになる「ワールドクラフト機能」などが、11月以降順次実装予定です。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/165903
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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