Apple、macOS 12.1のRCを開発者と登録ユーザーにリリース

Apple MacBook Pro
 
Appleは現地時間12月7日、macOS 12.1のリリースキャンディデート(RC)を開発者と登録ユーザー向けにリリースしました。複数の不具合の修正が確認されています。watchOS8.3 RCもリリースされています。

ほぼ同内容の正式版が近日公開見込み

AppleがリリースしたmacOS 12.1 RCのビルド番号は21C51です。RCはベータテストの最終バージョンであり、ほぼ同じ内容で一般ユーザー向けの正式版が近日中に公開されるとみられます。
 
macOS 12.1 RCではSharePlayが利用可能になっていますが、macOS Montereyの目玉機能として発表されたユニバーサルコントロールは、依然として提供されていません。
 
iOS15.2 RCと同様、一部機能が制限され低料金のApple Music Voice プランがmacOS 12.1で利用可能になると案内されています。
 
macOS 12.1 RCでは、「写真」アプリでベストショットを自動でまとめる「メモリー」のデザイン変更や、「メッセージ」アプリで子供がヌード写真を送受信した際の警告表示、Apple IDの「デジタル遺産」などの新機能が利用可能になっています。

16インチMacBook Proの充電問題などを修正

macOS 12.1 RCでは、一部の16インチMacBook Pro(2021年モデル)のMagSafe3ポートで正しく充電できない問題、2021年モデルのMacBook ProでYouTubeのHDR動画を再生するとカーネルパニックが起きる問題、メニューバーの拡張表示がノッチで見えなくなる問題が修正されています。
 
このほか、トラックパッドが反応しなくなる問題、MacBook ProやMacBook Airが外部ディスプレイからThunderboltまたはUSB-Cから給電されない不具合も対策されています。

watchOS8.3 RCもリリース

Appleは、開発者と登録ユーザー向けに、watchOS8.3 RC(ビルド番号:19S55)もリリースしています。
 
Apple Music Voiceプランへの対応、アプリがユーザー情報にアクセスした回数を把握できるプライバシーレポートといった新機能が利用可能になっています。
 
また、マインドフルネスのセッション中に通知が届くと、一部のユーザーでセッションが中断されていた問題が修正されています。

 
 
Source:9to5Mac (1), (2)
(hato)


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