米国の一部の空港で、デジタル免許証の利用が可能に。2022年2月より

Apple Wallet
 
Appleは6月に行われた世界開発者会議(WWDC21)において、米国の一部の州の運転免許証、米国運輸保安局(TSA)のデジタルIDが「Wallet」アプリに追加可能になると発表しました。この機能は当初、今年中に提供が開始される予定でしたが、2022年までに延期されることとなりました。
 
そして今回、TSAは2022年から空港でデジタル免許証の受け入れを開始する予定であることを発表しました。

4つの州の空港でパイロットプログラムを開始

AppleがWWDC21において、初めてデジタル免許証とデジタルIDのサポートを開始すると発表した際、Apple PayおよびApple Wallet担当副社長のジェニファー・ベイリー氏は、TSAは空港のセキュリティチェックポイントを、デジタルIDが利用できる最初の場所となるよう取り組んでいると述べていました。
 
Secure Technology Allianceの発表によると、TSAは先日行われたパネルディスカッションにおいて、空港でモバイル免許証(mDL)の受け入れを開始する計画を明らかにしたとのことです。TSAは、2022年2月から米国内の2つの州の空港においてパイロットプログラムを開始し、2022年3月には、さらに2つの州の空港が追加される予定です。これにより、対象の空港のセキュリティチェックポイントにおいて、Apple Walletに入った免許証が利用できるようになります。
 
旅行者はNFCリーダーにiPhoneをタップするかQRスキャナーを利用するだけで、安全な認証プロセスを開始することができます。なお、TSAの職員が立ち会い、認証プロセスを監視し、検証を行います。
 
現時点では、このパイロットプログラムに参加する米国の4つの空港がどこなのかは不明です。
 
Appleは、運転免許証や州発行の身分証明書をiPhoneやApple Watchで利用可能になる最初の8つの州を9月に発表しています。これによると、最初にアリゾナ州とジョージア州で、続いてコネチカット州、アイオワ州、ケンタッキー州、メリーランド州、オクラホマ州、ユタ州で同機能が利用可能になるとのことです。
 
 
Source:Secure Technology Alliance via 9to5Mac
(m7000)


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