【2021年人気アイテム総まとめ】
耐衝撃性能を極めたG-SHOCKは、アクティブなライフスタイルギアとして高い人気を誇っている。しかし近年はかつてG-SHOCKを愛した大人のユーザーに向けた、高級感のあるメタルケースモデルに力を入れている。そもそもメタルG-SHOCKの始まりは、1996年の「MR-G」であり、ながらくはG-SHOCKのデザインコードを継承していた。
しかし最近はメタルの質感や高級感など、素材特性を上手に取り入れたモデルが目立ち始めている。実はカシオではCMF戦略を明確化している。これはカラー、マテリアル、フィニッシュの頭文字であり、色や素材、仕上げによって時計の魅力を引き出すデザインワークのこと。メタルG-SHOCKはまさにこのCMF戦略の賜物であり、G-SHOCKの魅力を更に広げているのだ。
■定番モデルのメタル化。今年はコレ。
「AWM-500-1AJF」
7万4800円
1989年に誕生したG-SHOCK初のアナログモデル「AW-500」のデザインはそのままに、フルメタル化を実現。ケースもブレスレットもブラックIP加工しているため、オリジナルモデルの雰囲気も上手く継承している。
ちなみに世界6局に対応する電波受信機能「マルチバンド6」とソーラー駆動の「タフソーラー」を採用しており、機能面もオリジナルからきちんと進化。懐かしいあのモデルを、大人でも楽しめるのは嬉しいことだ。
クオーツ、SSケース、ケース径44.5mm。
■トレンド感のあるカラーを楽しむ
「GST-B400CD-1A3JF」
5万9400円
今年の高級時計のトレンドカラーといえば、グリーン。数多くのグリーンモデルが登場したが、そもそもG-SHOCKはカラー展開が得意で、グリーンも定番色の一つだった。「G-STEEL」から登場したこのモデルは、ベゼルにグリーンIP処理を施し、深みのある美しい発色を実現した。
これはメタル素材だからこその高級感であり、大人のG-SHOCKにふさわしい洒落感がある。ちなみにケース厚も12.9mmとかなり薄型でつけやすい。
クオーツ、樹脂SSケース、ケース径49.6mm。
■新たな定番を目指す八角形モデル
「GM-2100N-2AJF」
2万8600円
初代G-SHOCKの角形ケースを現代的にアップデートした八角形ケースを持つ「2100シリーズ」は、モジュールを収めたガラス繊維強化樹脂製のインナーケースに、メタル製のベゼルカバーを組み合わせたタフモデル。
金属の質感のおかげで、リッチな雰囲気がある。このモデルは深みのあるブルーを取り入れており、デジタル表示のあしらいも洗練されている。価格もこなれているので、休日の気軽な時計として楽しみたい。
クオーツ、樹脂SSケース、ケース径44.4mm。
■魅力的に、そして個性的に進化する定番
「GMW-B5000PB-6JF」
8万2500円
初代G-SHOCKである「5000シリーズ」のデザインをフルメタル化するという衝撃的なモデル「GMW-B5000」は、2018年にデビューし、多くの大人を魅了する大ヒットモデルとなった。このモデルは、そこにカラーリング技術を追加。パープルIPとブルーグレーIPという2色をうまく使い分けることで、不思議な色気を感じる時計に。定番モデルを素材とカラーリング、そして仕上げで進化させ、G-SHOCKの挑戦は続く。
クオーツ、SSケース、ケース径43.2mm。
■NBAスターたちとおそろい
「GM-110RH-1AJR」
4万7300円
NBAのワシントン・ウィザーズに所属する八村塁は、G-SHOCKのアンバサダーであり、彼のシグネチャーモデル第二弾がこちら。彼のルーツであるベナン共和国のナショナルカラーであるレッド、イエロー、グリーンを華やかにあしらっている。八村はこのモデルを、チームメイト全員にプレゼントしたそうで、みんなからも大好評だったとニュースにもなった。そういったエピソードも含めて、楽しめる時計になっている。
クオーツ、樹脂SSケース、ケース径48.8mm。
>> G-SHOCK
<文/篠田哲生>
篠田哲生|男性誌の編集者を経て独立。コンプリケーションウォッチからカジュアルモデルまで、多彩なジャンルに造詣が深く、専門誌からファッション誌まで幅広い媒体で執筆。時計学校を修了した実践派でもあり、時計関連の講演も行う。
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/421846/
- Source:&GP
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