天体観測から動物の撮影まで! ディープラーニング活用のスマート望遠鏡「DWARF II」

米国最大級のクラウドファンディングサイトKICKSTARTERでは、持ち運び可能な多機能スマート望遠鏡「DWARF II」の応援購入を受け付けています。

執筆時点で1800名以上のサポーターより約8600万円以上の資金調達に成功しており、目標額に対する達成率は5000%を超えています。

広角カメラと望遠カメラを搭載

DWARF IIは、星空観察やバードウォッチングなどのアクテビティをより簡単にするためのアイテム。ペリスコープとも呼ばれる「潜望鏡」で、プリズムを使って光路を折り曲げるのが特徴です。

広角カメラと望遠カメラの2つのカメラが搭載されていて、広角カメラでは、通常のカメラと同じように写真や動画を撮影したり、視野をプレビューしたりすることが可能。広角カメラの視野の真ん中にターゲットを置いて、望遠カメラでターゲットを狙います。

高度方向・方位方向ともに調整することができる一方で、DWARF IIの縦軸は鏡筒(プリズム、レンズ、センサーなどを含む)の重心を通っています。この独自の構造により、風があるときなどでも本体の振動も抑えることができるようです。

販売会社は「DWARF IIは安定性に優れ、小型化することに成功しました。このような望遠鏡は市場でも珍しく、私たちはこの独自設計をとても気に入っています」とコメントしています。

深層学習を活用したトラッキング機能

さらに、専用アプリと連携することで使える「対象物トラッキング機能」では、複数のディープラーニングを活用するなど、先進的なテクノロジーを積極的に取り入れているようです。天体観測にぴったりなDWARF IIですが、同機能に適しているのは「鳥などの動物の撮影」であるとのこと。

販売会社は「動物の写真が美しく撮れないのは、『距離が足りないからだ』と言われることがあります。しかし、動物を撮ろうと思っても、近づくと逃げられてしまいますよね。DWARF IIは望遠レンズを搭載し、ワイヤレスコントロールが可能なため、遠くにいる動物まで撮影することが可能で、動物にストレスを与えるようなこともありません」と話します。

DWARF II本体・スリーブケース・三脚などがセットになった「DWARF IIパック」は、記事執筆時点で2719香港ドル(約4万500円)~入手可能。 出資は1月15日(土)1:00(日本時間)まで受け付け、発送は8月を予定しています。

KICKSTARTER

(文・Takeuchi)


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