寸胴鍋の湯で茹で上げたパスタを、ザルで湯切りし、フライパンに移して具材やソースと炒める。ごく一般的なパスタづくりの工程ですが、実は湯を捨てる手間がかかったり、寸胴、湯切り用のザル、フライパンと洗い物が増えがちだったりしますよね。
そんな手間をなくすべく生まれたのが、燕三条で長年ものづくりに携わってきた金属加工メーカーとクリエーターによる燕三条キッチン研究所の「マルチパスタパン」(7700円)。この横長の鍋ひとつで、茹でる・湯を切る・炒める、の3工程をすべて行えて、パスタづくりがぐんとラクになります。
同じく、今までの常識を覆す、薄くてフラットで収納しやすい「フラットケトル」(6050円)もリリースされました。調理や収納の“ちょっと困った”を解消してくれる便利な2つの調理器具に注目です。
▲「マルチパスタパン」
ロングパスタを茹でるには、どうしても縦にパスタが入る深い寸胴鍋が必要。その前提を一から問い直したのが「マルチパスタパン」です。横に長い八角形の浅形パンにすることで、ロングパスタを横に寝かせて入れることができ、少ない水量で茹でることができるのが特徴です。
もうひとつのポイントは、波形スリットの入ったフタ。鍋の持ち手にぴったりとフタを嵌めた状態でスリットを下にして傾けることで、簡単に湯切りができる仕様です。パスタが飛び出ず湯をせき止めないちょうどいいスリットの隙間、湯が流れ出やすいよう本体に設けられた傾斜など、細かい部分も考えらえてつくられています。
さらに、内側にフッ素加工を施した本体では食材を炒めることもでき、そこにソースとパスタを混ぜ合わせれば出来上がり。一台で、茹で・湯切り・炒めの3役をこなすことができるというわけです。約500gまでのパスタを茹でられるので、1人分100gと考えれば5人分ほどを一度に作ることが可能。
置き場に困るフタは、本体の持ち手の部分に約80度と約110度のふたつの角度で立てられるので、パスタを茹でる間などに差し込んでおけば邪魔になりません。また、火が通りやすく、熱が均等に伝わりやすい浅形パンのため、パスタ以外にも野菜を茹でるといった用途にも最適。とうもろこしやアスパラガスなどなど長い野菜も入り、スリットの入った側と反対側から勢いよく湯切りをすることもできます。
▲「フラットケトル」
そして、もうひとつ画期的なプロダクトが「フラットケトル」。ケトルといえば独特な丸い形で収納しにくく、キッチンやコンロ上に置きっぱなしになりがちですが、「フラットケトル」ではペシャッと上からつぶしたようなフォルムと、長い注ぎ口を圧縮することで、本体の高さはわずか5cm(持ち手を除く)という圧倒的な薄さを実現しています。
フォルムを四角くすることで、スリムでありながら1.6Lもの容量を確保。また、火に接する底面が広いために沸騰までの時間が早いのも特徴です。麦茶やウーロン茶、だしパックなどを煮出すこともできます。
2本のハンドルは左右に開いて倒せばフラットになり、上に物を重ねられるので、麦茶を沸かしてそのまま冷蔵庫に入れたり、使わないときは立ててわずかな隙間に収納したりすることもできます。
「マルチパスタパン」も「フラットケトル」も、直火とIHにも対応。どちらも一度使ったら手放せなくなりそうです。
>> 燕三条キッチン研究所
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/426551/
- Source:&GP
- Author:&GP
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