ドローンを物流サービスに活用するプロジェクトが近年注目を集めていますが、その便利さゆえに、世の中には悪用を考えるユーザーも存在します。香港からドローンを飛ばし、iPhoneを1,000台以上密輸する事件が中国で発生しました。
ドローン使いiPhone詰まった箱を牽引
中国では以前より、本土と香港やマカオ(澳門)のiPhone価格差に目をつけた密輸や転売が横行してきました。そのため、隣接する広東省との税関では、頻繁にiPhoneの密輸が報告されています。
今回発覚した事件の手口は、香港と広東省側にロープを引き、ドローンで牽引してスマートフォンやチップを密輸するというものです。
1月上旬に広東省の巡回警備隊が森の中で物音に気づき、密輸装置を発見し、その場で計13箱を押収しました。さらに捜査の結果、密輸業者は香港側と広東省側で分かれていたのではなく、国境にトンネルを掘ってフェンスを迂回、ロープで運ばれてきた荷物を自分たちで回収していたことも分かりました。13箱から回収された1,145台のうち大半がiPhone12シリーズで、518枚のチップと合わせ、密輸総額は900万元(約1億6,000万円)以上と見積もられています。
ちなみに同様の手口を使った密輸は、2018年にも行われています。
この時は広東省の深セン側と香港側の建物を借り、ドローンを使って両部屋をワイヤーで繋ぎ、巻き上げ機を使って5億元(約90億円)分のスマートフォンを密輸していました。このスマートフォンも今回同様、大半がiPhoneでした。
Source:IT之家
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-434220/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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