発熱が大きいとされるQualcomm Snapdragon 8 Gen 1の消費電力に関する新たな情報が出てきました。
ライバルであるMediaTek Dimensity 9000はおろか、自社のSnapdragon 865/870やHuaweiのKirin 9000よりも消費電力が大きいとのことです。
PUBGのクローンで5.3ワットの消費電力を記録
Weiboユーザーの熊猫很禿然氏によると、PUBGのクローンであるPeaceKeeper EliteというゲームをさまざまなSoCで動作させた際、消費電力は以下のようになったとのことです。
- Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1: 5.3ワット
- Qualcomm Snapdragon 867/870: 4.8ワット
- Huawei Kirin 9000: 4.57ワット
- MediaTek Dimensity 9000: 3.92ワット
Snapdragon 8 Gen 1の消費電力はここで挙げられた5つのSoCのうち最大でした。
最も消費電力が小さいのはDimensity 9000で、性能も優れているとされており、これを搭載したスマートフォンの登場に期待が持てそうです。
消費電力と発熱に関する悪い情報がばかり出てくるSnapdragon 8 Gen 1
Snapdragon 8 Gen 1に関してはSnapdragon 898と呼ばれていた頃から発熱が大きいという噂がありました。
実チップが出てきてからも、ゲームをプレイすると発熱ですぐに性能が落ちるという情報や、CPUとGPUの両方でAppleのA15 BionicやDimensity 9000よりも電力効率が悪いという情報が出ています。
このため、Snapdragon 8 Gen 1を搭載するスマートフォンのなかには従来よりも強力な冷却機構を備えるものがあるほどです。
消費電力が大きいと発熱時の性能低下以外にバッテリーの持続時間にも影響が出る可能性があり、この点で他のSoCとどれくらい差があるのか気になるところです。
Source: 熊猫很禿然/Weibo via Notebookcheck
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-436628/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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