夫にAirTag、Tile、GPSを仕掛けて追跡性や見つけやすさを検証した記事が登場

AirTagの画像
 
AirTagが盗難やストーカーなどの犯罪に使われたというニュースが報じられていますが、ほかの追跡用デバイスと比べた場合の安全性を検証した記事がThe New York Timesに登場しました。
 
内容は自らの夫にAirTag、Tile、GPSトラッカーを仕掛けた実験結果です。

人が多い場所ではAirTagで場所が正確に把握できる

この実験をおこなったのはThe New York Timesの記者であるカシミール・ヒル氏です。
 
ヒル氏はAirTagを3つ、Tileを3つ、GPSトラッカーを1つ、夫やその持ち物に仕掛け、それらの追跡性や見つけやすさを検証しました。
 
追跡性については、人が少ない地域ではGPSトラッカーがAirTagやTileよりも優れていたそうです。
 
しかしながら、夫がニューヨークを訪れた際にAirTagの追跡性が大幅に向上したといいます。
 
これはAirTagが他人のiPhoneなどのApple製デバイスを利用して位置情報を得ているためで、ニューヨークにiPhoneなどを持つ人が多くいたからだと考えられます。

AirTagが一番見つけやすいが、どこに仕掛けたのか見つけられなかった

一方、見つけやすさに関してはAirTagが一番だったそうです。
 
TileやGPSトラッカーに関してはヒル氏の夫は仕掛けられたことに全く気づきませんでした。
 
これに対しAirTagの場合、ヒル氏の夫が車で移動し始めてから2時間以内に自分のものではないAirTagが一緒に移動しているという警告を夫が受け取ったそうです。
 
しかしながら、AirTagから音を発して見つけようとしたところ、AirTagに接続できず音を出すことができませんでした
 
このためヒル氏の夫は5分で探すのを諦めたそうです。
 
これらの結果についてヒル氏は、AirTagは少なくとも誰かが自分を追跡しているという通知が受け取ることができたのに対し、ほかのデバイスはそれすらもわからずひどいものだったと述べています。
 
AppleはAirTagの悪用に対し、正確な場所を特定する機能や、AirTagの音量を上げる機能、そしてより早く警告を出す機能を追加するとしています。

 
 
Source: The New York Times via iMore
(ハウザー)


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