Luup、電動キックボードのアップデートで視認性向上! 安全啓発のための企画も展開

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開する株式会社Luupは、サービスロゴを刷新するとともに、視認性を向上させた新電動キックボードを発表。

あわせて、同社がこれまで行ってきた電動キックボードの安全な社会実装に向けた取り組みと目指す未来を発信するコンテンツも展開していくようです。

機体とロゴをアップデート、安全な実装を目指した企画も

同社はこのたび、サービスロゴと電動キックボードのデザインを一新。リニューアルしたロゴは、「expand you」というコンセプトのもと、曲線が印象的なデザインとなっています。

電動キックボードには、オリジナルのブランドカラーであるLUUP GREEN・白・黒を使用。機体上部を白、下部をLUUP GREENにしたことで、黒がメインとなっていた前デザインよりも視認性を向上しています。新電動キックボードへの移行は、まず東京からスタートし、他エリアへの展開を順次検討していくとのことです。なお、小型電動アシスト自転車の新モデルを、2022年の夏までの導入を目指して開発しています。

また、ロゴ・機体のアップデートにあわせ「LUUP for your City」と銘打った企画を展開。同社のこれまでの取り組みと目指す未来を知ってもらうためのコンテンツを展開するようです。

具体的には、「電動キックボードのご利用ガイドブック」の公開、交通ルール解説動画の公開、一部ポートでのスタッフによるルールレクチャーとガイドブック配布などを予定しています。

Luup社の事業展開と今後の展望

同社のサービス「LUUP」は、2020年5月に都内6エリアの一部で小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスとして開始。このときすでに、電動キックボードのシェアリングサービス展開に向けた取り組みも実施していました。

たとえば、「マイクロモビリティ推進協議会」という業界団体の設立。これにより、電動キックボードにおける規制の適正化とルールづくりに向け、関係省庁との議論や実証実験を重ねてきました。というのも、電動キックボードは日本の現行法上「原動機付自転車」に位置付けられるため、ヘルメット着用・ナンバー装着・免許携帯などの走行条件が普及へのハードルのひとつだったからです。

そして2021年4月、新事業特例制度のもと電動キックボードのシェアリングサービスをスタート。現在、電動キックボードと小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスを東京・大阪・京都・横浜にて展開しています。

同社は、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”というミッションのもと、ポートを高密度に設置。借りる場所・返す場所の選択肢が広がることで、ファースト・ラストワンマイルの移動はかなり便利になるでしょう。

しかし、同社の目指すところはまだ先に。現在の小型電動アシスト自転車と電動キックボードのほか、高齢者でも乗りやすい新しい電動モビリティなど、さまざまなタイプのマイクロモビリティを包括的に取り扱うことで、あらゆる人の移動をサポートしていく構えです。

このほか、同社の取り組みを詳しく知りたい方はTechable記事へどうぞ(同社代表へのインタビューあり)。

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(文・Higuchi)


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