米国のApple Store従業員が労働組合の結成に向けて準備を進めているとの報道

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Appleの売上は伸びているにも関わらず、従業員の賃金は十分に上がっていないとして、Apple Storeの従業員が労働組合を結成するため動き出している、とThe Washington Postが報じています。

Starbucks従業員の成功例が後押し

The Washington Postによれば、米国内の複数のApple Storeの従業員が、組合結成に向けて静かに動いているとのことです。少なくとも2つのApple Storeは、大手全国労組の支援を受け、近い将来、全国労働関係委員会(NLRB)に書類を提出する準備をしているとの報道です。また、6店舗以上が、組合結成の初期プロセスにあるということです。
 
報道によると、インフレ率を下回る賃金の停滞と、Starbucksの従業員が労働組合を作ることに成功したことが、Apple Store従業員の組合結成の動きに拍車をかけているとのことです。

生きていくのに十分な賃金ではない

The Washington Postのインタビューに答えた従業員いわく、企業がより多くの利益を上げているのに従業員の収入が少ないと感じているそうです。
 
従業員の一人は、「(仕事を)純粋に愛している同僚や友人がたくさんいるが、彼らは十分に稼ぎがない。生きるのに必死で、傷ついている。私達が働く会社は、従業員の面倒を十分に見るための資源は持っているはずだ」と述べています。
 
Appleは、米国のApple Store従業員の賃金を役職と場所に応じて2%〜10%引き上げたと先日報じられたばかりです。
 
組合結成を進める従業員は、正式に申請する前にApple Storeスタッフの関心を非公式に調査しており、NLRBで正式な法的地位を得るために必要な基準である半数以上の従業員が組合結成に投票することを望んでいる、とこの問題に詳しい関係者は述べています。
 
 
Source:The Washington Post via iMore
Photo:Apple
(lexi)


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