国税庁が提供する電子申告・納税システムの「e-Tax」で不具合が発生し、つながりにくい状態となっています。令和3年(2021年)分の確定申告の期限である3月15日にも不具合は解消せず、復旧目途は未定です。国税庁は確定申告の期限を個別対応で延長すると発表しています。
e-Taxで障害
国税庁の電子申告・納税システムの「e-Tax」では、マイナンバーカードとiPhone等のスマートフォンを利用した確定申告等が可能となっており、年々利用者が増加しています。
また、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受け、国税庁は確定申告会場ではなく、自宅からe-Taxによる電子申告を行うよう呼び掛けていました。
令和3年分の確定申告の期限が2022年3月15日(火)に迫る中、3月14日(月)午前11時30分頃にe-Taxへの接続障害が発生しました。
確定申告の期限直前であったため、多くの利用者に影響が生じたと推察され、日本経済新聞によると、作成中のデータが消えてしまったケースもあった模様です。
国税庁は3月15日(火)、接続障害の原因を解明中と表明しており、記事執筆時点において復旧目途は未定となっています。
個別対応で期限延長
国税庁は3月15日、e-Taxの接続障害について謝罪した上で、確定申告の申告期限の延長方法を公表しました。
システム復旧後にe-Taxで所得税申告書を提出する場合は、特記事項の欄に「e-Tax の障害による申告・納付期限延長申請」と入力する必要があります。
また、書面での申告を行う場合は申告書右上の余白に「e-Tax の障害による申告・納付期限延長申請」と記載することで期限延長を申請することが可能となります。
なお国税庁は、e-Taxの障害に起因した期限延長の期間については、不具合解消後に別途周知するとしています。
Source:国税庁(PDF), 日本経済新聞
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-444932/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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