モビリティ業務サービス「Cariot」に新機能、4月施行のアルコールチェック義務化に対応

道路交通法施行規則の改正により、4月から施行されるアルコールチェック義務化。

これを受けて、株式会社フレクト(以下、フレクト社)は、同社のモビリティ業務最適化クラウド「Cariot(キャリオット)」に、新機能として「アルコールチェック結果管理機能」「アルコール検知器メンテナンス管理機能」を追加しました。

ドライバーの状況をいち早く確認できるCariot

Cariot(「”Car”+”IoT”」)は、「物流」「フィールドサービス」「営業」などで利用する車両の位置や状態を見える化する、SaaS型モビリティ業務最適化クラウドサービス。

同サービスは「車両の現状を把握・共有する」「最適なルートを設計する」「データを蓄積・分析する」という3つのフェーズにおいて活用できる機能を多数搭載しています。

たとえば、「どのような順番で、いつまでに目的地へ到着すべきか」という配送計画を立てたり、ドライバーが到着・出発したことを地図上で確認したりできるほか、急加速・急減速などの危険運転を検知することも可能です。

また、蓄積した走行データから危険運転が発生しがちな地点を分析できるため、安全管理やドライバーの教育などに役立てることもできるでしょう。

加えて、業務中の休憩や実車・空車・待機等のステータスを入力することができる機能、各取引先への到着時間・出発時間・滞在時間などの訪問実績を自動で記録する機能をモバイルアプリ限定で用意しています。

これらの機能により、業務状況や配送状況を確認するための問い合わせ業務を削減し、従来のアナログ管理業務の効率化を実現します。

クラウド上でアルコールチェック結果を管理

今回、Cariotに新しく追加された機能は「アルコールチェック結果管理機能」「アルコール検知器メンテナンス管理機能」の2つ。

アルコールチェック結果管理機能では、管理者がドライバーの酒気帯びの有無を手動で入力することができます。記録の保存期間は1年間。酒気帯びの確認結果はクラウドに保存されるので、Cariot上でいつでも確認できるとのこと。

これにより、書類整理の手間の削減や、書類作成の効率の向上が期待できるでしょう。

アルコール検知器メンテナンス管理機能では、管理者がアルコール検知器のメンテナンス情報を登録し、検知器が正常に作動するかどうかを確認できます。

メンテナンス実施の有無を週次・年次で記録できるほか、メンテナンスがされていない場合には、アラート設定により管理者にメンテナンスを促すことが可能です。

背景にはアルコールチェックの義務化

新機能追加の背景には、道路交通法施行規則の改正があったようです。

2021年11月に交付された「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令」では、安全運転管理者の業務として「酒気帯びの有無の確認及び記録の保存」「アルコール検知器の使用」を新たに制定。

4月1日からは「運転前後の運転者の状態を目視で確認し、運転者の酒気帯びの有無をチェックすること」「酒気帯びの有無に関する記録を1年間保存すること」が義務付けられます。

また、10月1日からは「アルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの有無を確認すること」「アルコール検知器を常時有効に保持すること」が課せられるようになります。

今回、4月1日の施行に合わせて、アルコールチェック義務化へ対応する機能をリリースしたフレクト社。今後は10月の施行にあわせ「アルコール検知器との連携を含むリモート点呼サービスとの連携機能」の開発を検討中とのことです。

PR TIMES(1)(2
株式会社フレクト
Cariot
警察庁

(文・Haruka Isobe)


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