最近、注目を集めている自転車通勤。
自転車移動は人混みを避けられるだけでなく、移動時間を運動に当てられるなど、たくさんのメリットがあります。また、スマホひとつで簡単に借りられるシェアサイクルも増えています。
そこで、欲しくなるのが自転車用のバッグ。
ただ、ガチガチの本格仕様よりも通勤や日常でも使いたいので少しアーバンなデザインのものがいい。さらに欲をいえば、パソコンも収納できて突然の雨でも安心して背負えるもの。
そうした条件で探している時に見つけたのが、BACH(バッハ)「BICYCULE15」(1万9800円)です。
13インチのパソコンを収納できるだけでなく、軽くて薄いコンパクトなデザイン。アウトドアブランドらしいイマドキなデザインも、探していたイメージにぴったりです。その上、外さなくても荷物にアクセスできるレインカバーが付属されているため、雨に降られても大丈夫。自転車バッグに悩んでいる人はぜひチェックを。
■薄い。軽い。使いやすい。
▲サイズ:H45×W31×D11cm
耐久性と軽量化を重視するBACH(バッハ)は、1979年にアイルランドで創業したスイス発のアウトドアバッグブランドです。高い機能性と無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは、アウトドアフィールドだけでなく、トラベル、サイクリング、デイリーユースのバッグとしても人気。中でも人気だった「BIKE2B」をアップデートしたのがこの「BICYCULE15」です。
▲パンパンに詰めた状態でもこの薄さ
とにかく感動したのが“軽くて薄い”こと。“軽量化”をブランドのコンセプトに掲げるのも納得の、重さわずか730g。中にパソコンを入れたり、長時間のサイクリングを考えたりすると、この軽さはとても大事。自転車を停めて歩くことも多いので、服装を選ばないシンプルなデザインも◎です。
シンプルながらフィット感もあり、ストレスなく自転車に乗れます。薄マチなので走行中の見た目もスマート。
チェストベルトとウエストベルトを装着すれば、走行中にズレることはありません。フィット感の高さは自転車用のバックパックには欠かせない要素です。
ただ、このウエストベルトは長時間のサイクリングには嬉しいディテールですが、普段使いではちょっと邪魔になることも…。
でもご安心を。このウエストベルト、片手で簡単に外せるんです。
元々がシンプルなデザインなのでウエストベルトを外すことでスッキリした都会的な印象に。歩きがメインの日でも洋服に合わせやすくなります。
収納力に関しては、メインスペースに13インチのPCポケットを装備。H24×W18×D3cmのポーチを二個とパッカブルのレインカバーを入れても上部に余裕があります。仕事でも十分使える容量です。
メインスペースのジップは数字の“7”のように、正面から見た時に右側が大きく開くため、中身の出し入れがしやすい設計に。
上部には中身が確認しやすいメッシュポケットも付いているためモバイルバッテリーやイヤホンなど使用頻度の高い小物をしまっておくのに便利です。
外側フロント上部にはiPhone13が縦で入る深さのあるクイックポケットも備えています。
正面から見て左側にはサイドポケットが付いていて、折りたたみ傘やペットボトルを入れておくのにぴったり。収納力や使い勝手を考慮しながらも、無駄を削ぎ落とすことで軽量さとコンパクトさを追求したBACH(バッハ)らしいサイクルバックパックです。
■つけたまま本体にアクセスできるレインカバー
▲レインカバーをつけた状態
「BICYCULE15」が他のサイクリング用のバックパックと違う一番のポイントは付属の“レインカバー”です。レインカバーというと、収納する場所に困ったり、着脱が面倒だったり、装着中は荷物の出し入れがしにくかったりといったマイナスのイメージがあったのですが、この「BICYCULE15」はそれらのデメリットを克服しています。
▲レインカバー用ポケットは大きめに設計されているため適当に畳んでもラクラク入れられる
収納場所はフロント下部にある独立したポケット。
取り付け方は簡単。まずはレインカバーに付いているフックを本体背面のループに通します。
あとは底の方のゴム部分を開いて本体に被せるだけで完了。
また、上部はフック留めのため、カバーをずらすだけでバッグ本体のポケットにアクセス可能。レインカバーをしながらでも中の荷物が出し入れできるんです。用事が済んだらカバーをサッと戻すだけ。いちいち外す必要がないのは助かります。
レインカバーの両サイドには大きめのメッシュポケットを配備。折りたたみ傘など、サッと出し入れしたいものを一時的にしまっておけるのも高ポイントですね。
またバッグ自体は夜間の走行時に車から視認されにくいブラックなんですが、リフレクターを各所に配することで、走行中でも存在を確認しやすくなっています。
リフレクターはレインカバーの底の部分にもスプラッシュ柄のものがついているので、前傾姿勢になっても安心です。
もちろんレインカバーの撥水性は抜群。服装を選ばないアーバンなデザインながら天候にも左右されないバックパックになっています。
* * *
多くの自転車用バッグパックは防水性を高めるために、バッグが防水用素材で作られているなど、普段使いの際に服装といまいちしっくりしないという悩みがありました。しかし「BICYCULE15」は、レインカバーを付けた時と付けていない時でふたつのデザインを楽しめるので、コーディネートの幅も広く普段使いしやすい。他のバッグではなかなか味わえない魅力があります。また、着脱がちょっと面倒なレインカバーがストレスフリー設計な点がすごくいい。
「BICYCULE15」ではちょっと容量が足りないという人には、容量が約10L多くて同じくレインカバーが付属する「Undercover 26」(2万5300円)もありますよ。
雨の日も夜間も安心して走行できるバッグを探している人はぜひチェックを。
>> BACH(バッハ)
<取材・文/宇田川雄一>
宇田川雄一|スタイリスト。大学卒業後、アシスタントを経て2008年フリーに。モノ誌やWeb媒体を中心に、広告、PVなど幅広く活動。メンズのビジネススタイルを得意とし、雑貨、インテリアなどライフスタイル全般にわたってスタイリングしてきた経験を生かし、執筆も行っている。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/441771/
- Source:&GP
- Author:&GP
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