AirTagを使った犯罪、1/3が犯罪対策機能で発覚

AirTagの画像
 
なくしたものを見つけたり盗まれたものの場所を特定したりするのに役立つAirTagですが、ストーカーや窃盗犯などの犯罪者からも使われていることが問題になっています。
 
直近8カ月で発生したAirTagを使った犯罪を調査したところ、1/3が自分のものでないAirTagが存在することを警告する機能によって発覚したとのことです。

150件中50件がAirTagの犯罪対策機能で発覚

Motherboardの調査によると、直近8カ月でアメリカで発生したAirTagを使った犯罪は150件存在しました。
 
このうち、AirTagの犯罪対策機能によって発覚したものは1/3にあたる50件だったとのことです。
 
この数字からは、まだまだ自動的に検出されない犯罪のほうが大多数であるといえるでしょう。
 
また、AirTagを使った犯罪は元恋人などのかつて親しかった人から多く発生していました。

各社が紛失防止タグを使った犯罪対策を強化

AirTagなどの紛失防止タグを使った犯罪については、各社が対策を強化しています。
 
AppleはAndroid端末向けにAirTag検出アプリを提供しており、今年後半にiPhone向けの検出機能を強化する予定です。
 
GoogleもAndroidにAirTagやTileといった紛失防止タグを検出する機能を実装するといわれています。
 
これらの対策によって、紛失防止タグを使った犯罪の検出率を現状の1/3から100%にどれだけ近づけられるか、今後の調査に注目が必要です。

 
 
Source: VICE via 9to5Mac
(ハウザー)


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