思い出のフィルムカメラをiPhoneで蘇らせてみない?

デジタルカメラやスマホ搭載カメラの席巻で、今や風前の灯となってしまったフィルムカメラ。それでも、巻き上げレバーを回してシャッターを切るあの感覚を愛してやまないフィルムカメラファンは今なお健在。テーマや構図を丁寧に考え、シャッター速度や絞り、ISO感度を決め、1カット1カット思いを込めて写真を撮る喜びは、フィルムカメラだからこそと言えるのではないでしょうか。

とはいえ、カメラのフィルム価格がネガフィルムで1000円前後、リバーサルフィルムなら2000円前後と高騰し、以前のように手軽に撮影を楽しめなくなったのも悲しい現実。今やかつての愛用カメラは、たまの気分転換に空シャッターを切って音や感触を楽しむのがせいぜい。たいていは部屋のオブジェと化してしまっている、なんて人も多いのではないでしょうか。

そんなフィルムカメラファンの救世主とも言うべき、フィルムカメラを簡単にデジカメにできるガジェット「デジスワップ」(早期支援価格:アタッチメントセット 2万3500円)がクラウドファンディングサイト、キックスターターに登場します。

滋賀のカメラ店を前身とするファイヤーワークスが開発した「デジスワップ」は、フィルムカメラの操作感はそのままに、 簡単にデジカメにアップサイクル可能です。

キヤノンNewF1やニコンF2などのさまざまなフィルムカメラに対応し、スマホはiPhoneXから13proMAXまで装着可能。標準セットの「デジスワップ アタッチメントセット」(早期支援価格:2万3500円)のほか、「ライカM2、M3用 アダプター」(早期支援価格:8000円)も用意されています。

フィルムカメラの裏ぶたを外し、画像投影部品、レンズ付きスマホフォルダーを取り付け、専用アプリをインストールしたiPhoneをスマホフォルダーに固定。アプリでフォーカス調整をすれば、撮影準備完了。静止画撮影と動画撮影ができ、画像や動画はスマホに保存されます。

静止画の場合は、アプリ画面のSHOTボタンを選択後、フィルムカメラ側でフォーカス・シャッタスピード・絞りを、アプリ画面でISO感度を設定します。シャッターは、フィルムカメラの巻き上げレバーを回してシャッターを切ります。

動画撮影は、アプリ画面のRECボタンを選択後、フィルムカメラ側でフォーカス・絞り・シャッタースピードを“BULB”に設定し、アプリ側でISO感度を設定。フィルムカメラの巻き上げレバーを回してシャッターを押したままにします。アプリ上にRECマークが出ている間は録画され、カメラのシャッターを離すと動画撮影が終了します。

もちろん、「デジスワップ」ではフィルム独特の美しい色味や、現像が上がってくるまでのワクワク感は味わえませんが、フィルムカメラ特有の、周辺光量が落ちたレトロテイストな写真や、8ミリのようなアートな動画の撮影が楽しめます。何より眠っていたフィルムカメラを蘇らせ、カメラを操作する喜びや失敗する楽しさ、難しい操作を習得する達成感といった、忘れていた感覚を思い出させてくれます。

クラウドファンディングサイト、キックスターターにて4月11日より先行発売開始予定です。

>> キックスターター

<文/&GP>

 

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