コンセントを塞がずに使える4ポート充電器、Belkin(ベルキン)の「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」を使って、MacBook ProやiPhoneを充電する際の出力などを検証しました。記事には、レビュー用に提供いただいた製品を使用しています。
USB-CとUSB-Aを2ポートずつ搭載
Belkinの「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」は、iPhoneの高速充電やMacBookシリーズなどで一般的になったUSB-Cを2ポート、今も使用機会の多いUSB-Aポートを2ポートの合計4ポートが使えて、合計最大108W(ワット)の電源供給が可能な卓上型充電器です。
2022年1月からAmazon.co.jpで、2月からは全国の家電量販店などで販売が開始されています。本稿執筆時点において、Amazon.co.jpでは通常価格8,789円が7,191円で販売されています。
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」の本体カラーは白で、長さ2メートルの電源コードが付属します。
電源コードの差し込み感はやや固いですが、コードを持って本体をぶら下げても抜けないほど、しっかりと固定されます。
本体の底面には本体と同色のゴム脚がついており、机などの上で滑りにくく、安定して使えます。ただし、ケーブルの抜き差しの際は本体を片手で押さえる必要があります。
なお、安定感は下がりますが、縦置きにして使うこともできます。
電源周りがスッキリ
一般的なUSB充電器は、ポート数が多くなるほど本体が大きくなり、コンセントを塞いでしまいます。
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」は、一般的なプラグを挿し込むだけなので、コンセントをスッキリと使えます。
本体サイズ(横置きした場合)は、高さ31.5ミリ x 幅80ミリ x 奥行き98.5ミリです。
14インチMacBook Proに付属の96W電源アダプタと並べてみました。「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」のほうが奥行きが25ミリほど、高さが3ミリほど大きいサイズです。
デスクに「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」を置いて、デバイスの充電には短めのケーブルを使えば、電源周りがかなりスッキリしそうな印象です。
USB-Cの1ポートで最大96W、4ポート合計最大108W出力
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」の充電能力をチェックします。
本体正面に、各ポートの出力が記載されています。左から最大96WのUSB-C1、最大30WのUSB-C2、2ポート合計最大12WのUSB-Aポートがあります。
底面には、詳細なスペック情報が記されています。
入力は100V-240Vに対応しています。各ポートの出力は以下のとおりです。
- USB-C1:5.0V-3.0A(15W)、9.0V-3.0A(27.0W)、15.0V-3.0A(45.0W)、20.0V-4.8A(96.0W)
- USB-C2:5.0V-3.0A(15W)、9.0V-3.0A(27.0W)、15.0V-2.0A(30.0W)、20.0V-1.5A(30.0W)
- USB-A1とUSB-A2:5.0V-2.4A(12.0W)
USB-C1の出力は、USB-C2を使わない場合は最大96W、USB-C2を同時使用する場合は20.0V-32.5Aの65.0Wになります。
合計最大出力は、USB-C1(96W)とUSB-A1とUSB-A2(合計12W)を組み合わせた場合で108Wです。
なお、USB-C1(65W)とUSB-C2(30W)とUSB-A1とUSB-A2(合計12W)の組み合わせだと合計107Wとなります。
MacやiPhoneを充電してみた
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」で、各種デバイスを充電して出力をチェックしてみました。
バッテリー残量が10%程度に減った14インチMacBook Proに、USB-C1ポートから給電すると、Macから96Wの出力として認識されています。
同時に、2つのUSB-AポートでApple WatchとAirPods Proを充電していても、MacBook Proには96Wの電力が供給されています。
バッテリー残量20%程度のiPhone12 Pro Maxには、出力22〜23Wで電力が供給されていました。
2つのUSB-AからApple WatchとAirPods Proを充電しても、USB-Cの出力には影響しません。
電源ケーブルが充電器に挿さったままでも出力が下がらない
筆者が興味深いと感じたのは、2つのUSB-CポートからMacBook ProとiPhoneに充電した状態から充電器のUSB-Cポートにはケーブルを挿したまま、iPhoneのLightningポートからケーブルを抜くと、MacBook Proへの電源供給が96Wに上がることです。
以前レビューしたAnkerやCIOのUSB-C2ポート充電器では、iPhoneのLightningポートからケーブルを抜いても、充電器のUSB-Cポートにケーブルが挿さっていると出力が2ポート出力時と同等に低下してしまっていました。
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」は、ケーブルが挿さっているポート数ではなく、実際の充電状況に応じて最適な電力が供給されるのが、実用的でユーザーフレンドリーだと感じました。
レビュー動画はこちら
「BOOST↑CHARGE PRO 4ポートGaN充電器108W」の特徴を簡単にまとめたレビュー動画も公開していますので、ぜひご覧ください。
参照 :Belkin
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-450498/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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